STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第173問

言語発達障害学第24回
ソーシャルスキル・トレーニングでないのはどれか。
  1. 1.アイゲイズ ✓
  2. 2.モデリング
  3. 3.リハーサル
  4. 4.アサーション
  5. 5.ロールプレイ

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — アイゲイズ ソーシャルスキル・トレーニング(SST)は対人スキルの習得を目的とした介入方法ですが、アイゲイズは「視線接触」を指す行動特性であり、トレーニング技法そのものではありません。一方、他の選択肢はすべてSST実施時に使用される具体的な技法です。 --- 【各選択肢の解説】 1. アイゲイズ ❌ 誤り。アイゲイズは「相手の目を見つめる」という「非言語コミュニケーション行動」であり、SSTで改善すべき対象行動です。技法(介入方法)ではなく、評価・治療対象となる行動そのものです。 2. モデリング ✅ 正しい。SSTの基本技法。セラピストや他の参加者が良好な対人行動を実演し、クライアントがそれを観察・学習する手法です。観察学習の原理に基づいています。 3. リハーサル ✅ 正しい。SSTの基本技法。学習した対人スキルを実際に練習する段階。セラピストのフィードバックを得ながら、行動を繰り返し練習して定着させます。 4. アサーション ✅ 正しい。SSTの基本技法。自分の考えや要求を適切に主張する能力を養うトレーニング。拒否・要求・意見表明などの場面で有効です。 5. ロールプレイ ✅ 正しい。SSTの基本技法。実際の対人場面を想定した役割演技を行い、特定のスキル(挨拶・交渉・紛争解決など)を反復練習します。リハーサルとも呼ばれます。 --- 【試験対策ポイント】 ソーシャルスキル・トレーニング(SST)の構成要素 | 要素 | 説明 | 具体例 | |---|---|---| | モデリング | セラピスト等が良好な行動を示す | 適切な挨拶・断り方を実演 | | リハーサル・ロールプレイ | 学習者が実際に練習 | 場面設定で役割演技 | | シェーピング | 段階的に複雑な行動を形成 | 簡単な交流→複雑な交渉へ | | フィードバック | 実演後に強化・修正 | 「目線が良かった」など具体的指導 | | 般化訓練 | 複数の場面・人物で練習 | 異なるセラピスト・クライアントとSST | 重要な区別 「アイゲイズ」「身振り」「語声特性」など=対人スキルそのもの(評価・治療対象) 「モデリング」「ロールプレイ」「フィードバック」=SSTの実施方法(技法)
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