STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第179問

器質性構音障害第24回

第24回 言語聴覚士国家試験 第179問(器質性構音障害)の正答は 5 です。鼻咽腔閉鎖機能不全では、発声時に呼気・食物が鼻腔へ漏れる。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
重度の鼻咽腔閉鎖機能不全が疑われるのはどれか。 a.早口言葉が言えない b.マ行音がバ行音になる。 c.一息で長く話せない。 d.固形物の鼻からの逆流がみられる。 e.吹奏楽器演奏時に支障がある。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:5番 — 重度の鼻咽腔閉鎖機能不全を疑うのはc・d・e

鼻咽腔閉鎖機能不全では、発声時に呼気・食物が鼻腔へ漏れる。重度では、呼気が漏れて一息で長く話せず(c)、固形物が鼻から逆流し(d)、吹奏楽器の演奏に支障が出る(e)。マ行がバ行になるのは鼻音が破裂音化する逆向きの現象で、閉鎖不全の所見ではない。


【各選択肢の解説】

a.早口言葉が言えない — ❌ 鼻咽腔閉鎖機能不全に特異的な所見ではない。
b.マ行音がバ行音になる。 — ❌ 鼻音→破裂音で、閉鎖不全(破裂音→鼻音化)とは逆である。
c.一息で長く話せない。 — ✅正しい(=正答)。鼻漏出で呼気が保てない。
d.固形物の鼻からの逆流がみられる。 — ✅正しい(=正答)。重度の閉鎖不全を示す。
e.吹奏楽器演奏時に支障がある。 — ✅正しい(=正答)。鼻から空気が漏れる。

→ c・d・eの組合せである5番が正答となる。


【試験対策ポイント】

鼻咽腔閉鎖機能不全=発声・嚥下時に軟口蓋と咽頭後壁の閉鎖が不十分。所見は開鼻声・呼気鼻漏出(子音の歪み)・破裂音や摩擦音の鼻音化・飲食物の鼻腔逆流・吹奏や口笛の困難。鼻音が破裂音になる(マ→バ)のは逆の機序で混同しない。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第24回 全問一覧

▶ 器質性構音障害 の過去問一覧

スポンサーリンク