第24回 言語聴覚士国家試験 第179問
器質性構音障害第24回
第24回 言語聴覚士国家試験 第179問(器質性構音障害)の正答は 5 です。鼻咽腔閉鎖機能不全では、発声時に呼気・食物が鼻腔へ漏れる。
問題
重度の鼻咽腔閉鎖機能不全が疑われるのはどれか。
a.早口言葉が言えない
b.マ行音がバ行音になる。
c.一息で長く話せない。
d.固形物の鼻からの逆流がみられる。
e.吹奏楽器演奏時に支障がある。
1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 59.3%標準
113人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 重度の鼻咽腔閉鎖機能不全を疑うのはc・d・e
鼻咽腔閉鎖機能不全では、発声時に呼気・食物が鼻腔へ漏れる。重度では、呼気が漏れて一息で長く話せず(c)、固形物が鼻から逆流し(d)、吹奏楽器の演奏に支障が出る(e)。マ行がバ行になるのは鼻音が破裂音化する逆向きの現象で、閉鎖不全の所見ではない。
【各選択肢の解説】
a. 早口言葉が言えない
❌ 誤り。鼻咽腔閉鎖機能不全に特異的な所見ではない。正しくは早口言葉の困難は構音運動の速さ・協調の問題で、運動障害性構音障害などでみられる。
❌ 誤り。鼻咽腔閉鎖機能不全に特異的な所見ではない。正しくは早口言葉の困難は構音運動の速さ・協調の問題で、運動障害性構音障害などでみられる。
b. マ行音がバ行音になる。
❌ 誤り。鼻音→破裂音で、閉鎖不全(破裂音→鼻音化)とは逆である。正しくは鼻咽腔閉鎖機能不全ではバ行などの破裂音が鼻音化してマ行に近く聞こえる。
❌ 誤り。鼻音→破裂音で、閉鎖不全(破裂音→鼻音化)とは逆である。正しくは鼻咽腔閉鎖機能不全ではバ行などの破裂音が鼻音化してマ行に近く聞こえる。
c. 一息で長く話せない。
✅ 正しい(=正答)。鼻漏出で呼気が保てない。
✅ 正しい(=正答)。鼻漏出で呼気が保てない。
d. 固形物の鼻からの逆流がみられる。
✅ 正しい(=正答)。重度の閉鎖不全を示す。
✅ 正しい(=正答)。重度の閉鎖不全を示す。
e. 吹奏楽器演奏時に支障がある。
✅ 正しい(=正答)。鼻から空気が漏れる。
✅ 正しい(=正答)。鼻から空気が漏れる。
→ c・d・eの組合せである5番が正答となる。
【試験対策ポイント】
鼻咽腔閉鎖機能不全=発声・嚥下時に軟口蓋と咽頭後壁の閉鎖が不十分。所見は開鼻声・呼気鼻漏出(子音の歪み)・破裂音や摩擦音の鼻音化・飲食物の鼻腔逆流・吹奏や口笛の困難。鼻音が破裂音になる(マ→バ)のは逆の機序で混同しない。
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