STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第185問

嚥下障害第24回
嚥下圧検査で計測できるのはどれか。
  1. 1.呼気圧
  2. 2.咬合圧
  3. 3.声門下圧
  4. 4.咽頭内圧 ✓
  5. 5.口腔内圧

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — 咽頭内圧 嚥下圧検査(咽頭内圧測定)は、カテーテルチップトランスデューサーを咽頭内に挿入して、嚥下時の咽頭圧変化を直接計測する検査です。咽頭内圧は嚥下動態評価の重要な指標として、嚥下機能の定量的評価に用いられます。 --- 【各選択肢の解説】 1. 呼気圧 ❌ 誤り。呼気圧は肺から呼出される気流の圧力であり、嚥下圧検査では計測対象ではありません。呼吸機能検査の対象です。 2. 咬合圧 ❌ 誤り。咬合圧は咀嚼時に奥歯で発揮される圧力で、咀嚼機能の評価には用いられますが、嚥下圧検査では計測しません。 3. 声門下圧 ❌ 誤り。声門下圧は声門の下方の気道内の圧力であり、嚥下圧検査の直接的な計測対象ではありません。 4. 咽頭内圧 ✅ 正しい。嚥下圧検査で直接計測される圧です。カテーテルチップセンサーを咽頭内に配置し、嚥下時の圧変化を記録します。嚥下反射の強さ、咽頭蠕動波の波形、咽頭収縮の質的評価が可能です。 5. 口腔内圧 ❌ 誤り。口腔内圧は嚥下の口腔期に関連した圧力ですが、嚥下圧検査の標準的な計測対象は咽頭内圧です。口腔内圧は独立した検査として計測されることもありますが、「嚥下圧検査」の定義では咽頭内圧を指します。 --- 【試験対策ポイント】 嚥下機能検査の種類と計測内容: | 検査名 | 計測内容 | 評価できる機能 | |---|---|---| | 嚥下圧検査 | 咽頭内圧 | 咽頭収縮力・嚥下反射強度 | | VE(嚥下内視鏡) | 画像 | 分泌物・誤嚥・咽頭残留 | | 嚥下造影検査(VFSS) | 画像 | 5相全体の動態・誤嚥時期 | | 筋電図 | 筋活動電位 | 筋群の活動パターン | 重要:嚥下圧検査で計測できるのは咽頭内圧のみ。他の圧(呼気圧、咬合圧、声門下圧)は嚥下評価では計測しない。
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