STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第192問

小児聴覚障害第24回
リング6音に含まれるのはどれか。
  1. 1.[k]
  2. 2.[t]
  3. 3.[m] ✓
  4. 4.[p]
  5. 5.[b]

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — [m] リング6音とは、聴力検査で使用される6つの音声音で、1000Hz~4000Hzの周波数帯域にわたり、聴覚障害児の聴力評価に適した音声です。リング6音に含まれるのは[m]、[a]、[i]、[u]、[e]、[o]であり、これらは音声聴覚学的に重要な音節音で構成されています。 --- 【各選択肢の解説】 1. [k] ❌ 誤り。[k]は奥舌音で、高周波数帯域に重点があり、リング6音には含まれません。リング6音は低~中周波数の音声音で構成されているため、高周波数の子音は除外されます。 2. [t] ❌ 誤り。[t]は歯茎音で、比較的高周波数を含む子音です。リング6音は周波数帯域が限定されているため、[t]のような周波数特性を持つ音は含まれていません。 3. [m] ✅ 正しい。[m]は鼻音で、低周波数領域に重点を置く音であり、リング6音に含まれます。鼻腔共鳴を伴う音として、聴覚障害児の評価に適した音です。 4. [p] ❌ 誤り。[p]は無声破裂音で、高周波数成分を含むため、リング6音には含まれません。リング6音は音声音と簡単な音節音に限定されています。 5. [b] ❌ 誤り。[b]は有声破裂音であり、周波数特性はリング6音の帯域を超えるため、含まれていません。リング6音は音声音と限定された子音で構成されています。 --- 【試験対策ポイント】 リング6音の構成 [m]、[a]、[i]、[u]、[e]、[o] リング6音の特徴 - 1000Hz~4000Hzの周波数帯域を網羅 - 音声音5母音+1子音の計6音 - 言語習得初期に獲得される音が中心 - 聴覚障害児の聴力評価に適した音声検査材料 子音分類と周波数帯域 | 音素 | 音韻特性 | 周波数 | リング6音 | |---|---|---|---| | [m] | 鼻音・有声 | 低~中周波 | ✓含む | | [p][b] | 破裂音 | 高周波 | ✗除外 | | [t][k] | 破裂音・摩擦音 | 高周波 | ✗除外 | | [a][i][u][e][o] | 母音 | 全帯域 | ✓含む | 頻出誤解:子音の選択肢では「破裂音(p、b、t、k)は周波数が高く、検出が困難なため除外される」という原則を覚えておくこと。
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