第24回 言語聴覚士国家試験 第21問
第24回 言語聴覚士国家試験 第21問(臨床神経学)の正答は 1 です。偽(仮)性球麻痺は両側の皮質延髄路障害(上位運動ニューロン障害)で、嚥下障害・構音障害(dysarthria)・強制泣き笑いなどを呈する。
正答:1番
初回正答率 71.2%やさしい
163人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
偽(仮)性球麻痺は両側の皮質延髄路障害(上位運動ニューロン障害)で、嚥下障害・構音障害(dysarthria)・強制泣き笑いなどを呈する。下位運動ニューロン障害でみられる舌萎縮や線維束性収縮は伴わない。
【各選択肢の解説】
a.嚥下障害
✅ 正しい(=正答)。仮性球麻痺の中核症状である。
b.構音障害
✅ 正しい(=正答)。痙性の構音障害を呈する。
c.複視
❌ 誤り。眼球運動障害による症状で、仮性球麻痺の典型ではない。正しくは複視は動眼・滑車・外転神経や内側縦束(MLF)など眼球運動系の障害で生じる。
d.呼吸障害
❌ 誤り。中核症状ではない。正しくは仮性球麻痺の中核は嚥下障害・構音障害・強制泣き笑いであり、呼吸障害は延髄の呼吸中枢や呼吸筋の障害で生じる。
e.舌萎縮
❌ 誤り。下位運動ニューロン障害(球麻痺)の症状で、仮性球麻痺では生じない。正しくは仮性球麻痺の舌は萎縮せず、痙性で動きが緩慢になる。
→ a・bの組合せである1番が正答となる。
【試験対策ポイント】
球麻痺(下位=延髄の運動核障害)は舌萎縮・線維束性収縮・舌の弛緩を伴う。仮性球麻痺(上位=両側皮質延髄路障害)は舌萎縮なし・下顎反射亢進・強制泣き笑いを伴う。どちらも嚥下・構音障害を呈するが、萎縮の有無が鑑別点として頻出。
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