STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第54問

心理測定法第24回
1.000名に実施したスクリーニング検査で表に示す結果を得た。この場合の特異度はどれか。(図あり) 1.10.0%(90÷900) 2.17.0%(170÷1,000) 3.20.0%(20÷100) 4.83.0%(830÷1,000) 5.90.0%(810÷900)
第24回第54問 図

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 90.0%(810÷900) 特異度は「疾患がない者のうち、検査で陰性と判定された者の割合」を示します。計算式は特異度=真陰性(TN)÷疾患なし群の総数です。表から疾患なし群900名のうち、真陰性810名であるため、810÷900=90.0%が正答です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 10.0%(90÷900) ❌ 誤り。これは感度の計算に用いる値ですが、分母900(疾患なし群)と分子90(偽陰性)の組み合わせは特異度の定義に合致しません。 2. 17.0%(170÷1,000) ❌ 誤り。分子170と全体サンプル数1,000の比です。これは陽性予測度でもなく、特異度の計算式に該当しません。 3. 20.0%(20÷100) ❌ 誤り。分子20(偽陽性)と分母100(疾患あり群)の組み合わせであり、この計算は感度や特異度のいずれでもありません。 4. 83.0%(830÷1,000) ❌ 誤り。分子830(真陰性)を全体サンプル1,000で割った値です。これは「正診率(精度)」を示し、特異度ではなく「検査の総合的な精度」です。 5. 90.0%(810÷900) ✅ 正しい。疾患なし群(陰性である者)900名のうち、検査で正しく陰性と判定された真陰性810名の割合です。特異度の定義に完全に合致します。 --- 【試験対策ポイント】 感度・特異度・予測度の区別法(2×2表) | | 検査陽性 | 検査陰性 | 計 | |---|---|---|---| | 疾患あり | TP(真陽性) | FN(偽陰性) | 疾患あり群 | | 疾患なし | FP(偽陽性) | TN(真陰性) | 疾患なし群 | 重要公式: - 感度=TP÷(TP+FN)【疾患あり群に占める陽性率】 - 特異度=TN÷(FP+TN)【疾患なし群に占める陰性率】 - 陽性予測度=TP÷(TP+FP)【陽性者に占める真の患者率】 - 陰性予測度=TN÷(FN+TN)【陰性者に占める真の非患者率】 - 正診率=(TP+TN)÷総数【全体の正答率】 頻出誤りパターン: - 「分母を疾患なし群にする=特異度」と必ず記憶 - 正診率と特異度の混同を避ける(特異度は「疾患なし群内」の比率)
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