STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第61問

高次脳機能障害第24回

第24回 言語聴覚士国家試験 第61問(高次脳機能障害)の正答は 2 です。神経心理学の基本原理の対応を問う。

STワンコイン模試 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。申込・受験に締切なし、いつ受けても順位と本試験換算をその都度集計。次回は第2回 基準日2026年11月21日。
問題
神経心理学の考え方について誤っている組み合わせはどれか。 a.離断の原理 ― 意図性と自動性の乖離 b.二重乖離の原理 ― 機能障害と病巣との関係 c.ボトムアップ処理 ― データ駆動型処理 d.トップダウン処理 ― 予測的枠組みへの当てはめ e.バイヤルジュージャクソンの原理 ー抽象的態度の喪失 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%難問

78人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2番 — 誤っている組合せは「離断と意図性自動性の乖離」(a)・「ジャクソンと抽象的態度の喪失」(e)

神経心理学の基本原理の対応を問う。離断の原理は連合線維の遮断による症状を説明する概念で、意図性と自動性の乖離(バイヤルジェ・ジャクソンの原理)とは別である。抽象的態度の喪失はゴールドシュタインの概念であり、これらの組合せが誤りである。


【各選択肢の解説】

a.離断の原理 ― 意図性と自動性の乖離 — ✅誤り(=正答)。意図性・自動性の乖離はバイヤルジェ・ジャクソンの原理である。
b.二重乖離の原理 ― 機能障害と病巣との関係 — ❌ 正しい。二つの機能と病巣の独立性を示す。
c.ボトムアップ処理 ― データ駆動型処理 — ❌ 正しい。入力データに基づく処理である。
d.トップダウン処理 ― 予測的枠組みへの当てはめ — ❌ 正しい。既存知識・予測に基づく処理である。
e.バイヤルジェ・ジャクソンの原理 ― 抽象的態度の喪失 — ✅誤り(=正答)。抽象的態度の喪失はゴールドシュタインの概念である。

→ a・eの組合せである2番が正答となる。


【試験対策ポイント】

離断の原理=連合線維の遮断による症状(離断症候群)。バイヤルジェ・ジャクソンの原理=自動性は保たれ意図性が障害される(自動性-意図性の乖離)。抽象的態度の喪失=ゴールドシュタイン。二重乖離=機能の独立性の証明。人名と概念の対応を正確に押さえる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題の初回正答率は50%——受験者の50%が落としている難問です。こういう範囲は1問ずつ解説を読んでも埋まりません。ST国試ノートなら「なぜそうなるか」を頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
既卒・浪人の方へ 解く力はあるのに、一人だと計画が崩れる——そんな人のための伴走型プログラム「ST既卒プレミアム」。あなた専用のロードマップと、毎週届く「今やること」で、次の国試まで隣を走ります。2026年9月7日スタート・以降も随時受付。お申し込みから8日以内なら全額返金。 詳しく見る ▶
スポンサーリンク(広告)

🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第24回 全問一覧

▶ 高次脳機能障害 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)