STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第62問

高次脳機能障害第24回

第24回 言語聴覚士国家試験 第62問(高次脳機能障害)の正答は 5 です。半側空間無視は、損傷半球と反対側の空間への注意が向かなくなる注意障害である。

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問題
半側空間無視について正しいのはどれか。
  1. 1.症状に対する病識があることが多い。
  2. 2.一側視野にある対象に気付かない。
  3. 3.左半球損傷による方が重症である。
  4. 4.行動観察から症状を見つけることは難しい。
  5. 5.聴覚や体性感覚刺激に対しても起こり得る。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 42.4%難問

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 半側空間無視は聴覚・体性感覚刺激でも起こり得る

半側空間無視は、損傷半球と反対側の空間への注意が向かなくなる注意障害である。視覚に限らず聴覚・体性感覚など複数の感覚モダリティで生じうる。視野欠損(半盲)とは異なり、右半球損傷で重く病識に乏しい点も押さえる。


【各選択肢の解説】

1.症状に対する病識があることが多い。
❌ 誤り。正しくは病識(自覚)に乏しいことが多い。

2.一側視野にある対象に気付かない。
❌ 誤り。これは半盲の説明で、無視は視野欠損ではない。正しくは視野が保たれていても、損傷半球と反対側の空間にある対象に気付かない。

3.左半球損傷による方が重症である。
❌ 誤り。正しくは右半球損傷による左無視の方が重く頻度も高い。

4.行動観察から症状を見つけることは難しい。
❌ 誤り。正しくは食事の片側を残すなど行動から発見できる。

5.聴覚や体性感覚刺激に対しても起こり得る。
✅ 正しい(=正答)。多感覚で生じる注意障害である。


【試験対策ポイント】

半側空間無視は右半球(特に下頭頂小葉)損傷による左無視が典型で、病態失認を伴いやすい。半盲との違いは、無視が「注意の障害」で視野自体は保たれる点。視覚・聴覚・体性感覚・運動など多面的に現れる。BIT行動性無視検査で評価する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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