第24回 言語聴覚士国家試験 第63問
第24回 言語聴覚士国家試験 第63問(高次脳機能障害)の正答は 3 です。失行の評価と分類を問う。
正答:3番
初回正答率 50.6%難問
77人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
失行の評価と分類を問う。BPO(身体部位を道具に見立てる誤り)は観念運動失行などでみられる現象で、観念性失行に特徴的とはいえない。また対象操作の拙劣さだけでは肢節運動失行と断定できない。これらが誤りである。
【各選択肢の解説】
a.道具使用のパントマイムは観念運動失行の評価に用いられる。 — ❌ 正しい。模倣・パントマイムで評価する。
b.BPOは観念性失行の特徴的な誤りである。 — ✅誤り(=正答)。BPOは観念運動失行などでみられる。
c.対象操作で拙劣さがあれば肢節運動失行と判断できる。 — ✅誤り(=正答)。麻痺等の除外が必要で拙劣さだけでは判断できない。
d.肢節運動失行は左右いずれの大脳半球の損傷でも生じる。 — ❌ 正しい。病巣と対側の肢に出現する。
e.観念性失行では意味性の錯行為がみられる。 — ❌ 正しい。道具の使用目的を誤る錯行為がみられる。
→ b・cの組合せである3番が正答となる。
【試験対策ポイント】
観念運動失行=パントマイム・模倣の障害(BPOを含む)。観念性失行=一連の道具使用の障害(意味性錯行為)。肢節運動失行=対側肢の巧緻性低下(麻痺の除外が前提)。失行の種類と典型的誤りの対応を整理する。
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