STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第65問

小児科学第24回
スキャモンの臓器別発育曲線で4歳時点に最も成熟している臓器はどれか。
  1. 1.呼吸器
  2. 2.視覚器 ✓
  3. 3.リンパ節
  4. 4.心臓
  5. 5.消化器

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — 視覚器 スキャモンの臓器別発育曲線は、出生から20歳までの器官系の成長パターンを4つの型に分類したものです。視覚器は神経型に属し、4歳までにほぼ成人サイズの100%に達する最も早期に成熟する器官で、4歳時点での成熟度は約100%近くになります。 --- 【各選択肢の解説】 1. 呼吸器 ❌ 誤り。呼吸器は一般型に分類され、成人サイズに達するのは思春期後期(15〜18歳)です。4歳時点では約60%程度の発育にとどまり、最も成熟した器官ではありません。 2. 視覚器 ✅ 正しい。視覚器は神経型に属し、4歳までにほぼ成人並みの機能と形態に達します。脳とともに最も早期に発育が完了する器官系です。 3. リンパ節 ❌ 誤り。リンパ節はリンパ型に分類され、4歳時点では成人の140%程度に肥大していますが、その後思春期に退縮します。4歳で成人レベルに成熟しているわけではなく、むしろ過成長の時期です。 4. 心臓 ❌ 誤り。心臓は一般型に分類され、4歳時点での成熟度は約70%程度です。呼吸器同様に、思春期後期にかけて段階的に成長し、4歳で最も成熟した器官ではありません。 5. 消化器 ❌ 誤り。消化器も一般型に分類され、4歳時点では約75%程度の成長にとどまります。成人サイズに達するには思春期を経て20歳頃まで要します。 --- 【試験対策ポイント】 スキャモンの発育曲線:4つの型と各器官の成熟時期 | 発育型 | 特徴 | 主な器官 | 4歳時成熟度 | |---|---|---|---| | **神経型** | 最も早期に成熟 | 脳・視覚器・聴覚器 | 約100%(成人レベル)| | **一般型** | 緩やかに成長 | 体重・身長・心臓・呼吸器・消化器・肝臓 | 60〜75% | | **リンパ型** | 思春期まで肥大 | リンパ節・脾臓・扁桃・胸腺 | 140%以上(過成長) | | **生殖型** | 思春期に急速成長 | 精巣・卵巣・陰毛 | 約10%(最小) | 頻出ポイント: - 4歳時点での問題→神経型(視覚器)が答え - リンパ型は4〜12歳で最大となり、思春期後に退縮することを覚える - 生殖器は思春期まで発育がほぼ停滞 - 神経型=脳と感覚器官(視覚・聴覚)のセットで記憶
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