STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第66問

言語発達障害学第24回
DSM-5の神経発達障害にないのはどれか。
  1. 1.知的能力障害
  2. 2.限局性学習障害
  3. 3.広汎性発達障害 ✓
  4. 4.注意欠如・多動性障害
  5. 5.コミュニケーション障害

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — 広汎性発達障害 DSM-5では、広汎性発達障害(PDD)という診断カテゴリーは廃止され、自閉症スペクトラム障害(ASD)に統一されました。DSM-5の神経発達障害には、知的能力障害、限局性学習障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、コミュニケーション障害が含まれます。 --- 【各選択肢の解説】 1. 知的能力障害 ✅ 正しい。DSM-5の神経発達障害に含まれます。認知能力が有意に平均以下であり、適応的機能が障害されている状態を指します。 2. 限局性学習障害 ✅ 正しい。DSM-5の神経発達障害に含まれます。特定の学習領域(読字、書字、計算など)において標準以下の成績を示す障害です。 3. 広汎性発達障害 ❌ 誤り。DSM-4までは「広汎性発達障害(PDD)」として自閉症、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などを分類していましたが、DSM-5では「自閉症スペクトラム障害(ASD)」に統一されました。 4. 注意欠如・多動性障害 ✅ 正しい。DSM-5の神経発達障害に含まれます。不注意および・または多動性-衝動性を特徴とします。 5. コミュニケーション障害 ✅ 正しい。DSM-5の神経発達障害に含まれます。言語障害、音韻障害、流暢性障害、社会的コミュニケーション障害などが含まれます。 --- 【試験対策ポイント】 DSM-5における主な改変点 | 項目 | DSM-4 | DSM-5 | |---|---|---| | 発達障害分類 | 広汎性発達障害(PDD) | 自閉症スペクトラム障害(ASD)に統一 | | アスペルガー症候群 | 独立した診断 | ASD に統合 | | 知的能力障害 | 精神遅滞 | 知的能力障害に名称変更 | DSM-5の神経発達障害6大カテゴリー 1. 知的能力障害 2. 限局性学習障害 3. 自閉症スペクトラム障害(ASD)←広汎性発達障害の後継 4. 注意欠如・多動性障害(ADHD) 5. コミュニケーション障害 6. 運動障害(発達性協調運動障害など) 紛らわしい重要ポイント ・「広汎性発達障害」:DSM-4の概念(試験では「含まれない」「古い分類」として問われやすい) ・「自閉症スペクトラム障害」:DSM-5で新設(従来のアスペルガー症候群を含む)
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