第24回 言語聴覚士国家試験 第69問
言語発達障害学第24回
学齢版言語・コミュニケーション発達スケール(LCSA)の下位検査項目でリテラシー指数を得ることができるのはどれか。
a.音読
b.文表現
c.語彙知識
d.音韻意識
e.文章の読解
1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — a,d,e(音読、音韻意識、文章の読解)
学齢版言語・コミュニケーション発達スケール(LCSA)は、6~12歳の学齢期児の言語・コミュニケーション能力を測定する検査です。LCSAの下位検査項目は複数の指数を構成し、リテラシー指数(読み書き能力)を構成するのは「音読」「音韻意識」「文章の読解」の3つです。音韻意識は読み書き能力の基礎となる音への気づきを測定し、音読と文章の読解はリテラシー能力そのものを直接評価します。
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【各選択肢の解説】
a. 音読
✅ 正しい。音読はリテラシー指数の構成項目です。読み取った文字を正確に音声化する能力は、読み能力の中核的な指標となります。
b. 文表現
❌ 誤り。文表現は表出言語能力(表現言語指数など)に含まれる項目であり、リテラシー指数には含まれません。書き表現についても、LCSAではリテラシー指数の構成項目ではありません。
c. 語彙知識
❌ 誤り。語彙知識は受容言語能力や一般的な言語能力指数に含まれる項目で、リテラシー指数を構成しません。語彙が豊富でも読み書き能力とは異なる領域です。
d. 音韻意識
✅ 正しい。音韻意識(音の違いや音の構造への気づき)はリテラシー指数の構成項目です。読み書き習得の前提となる音への意識は、読解能力と密接に関連しています。
e. 文章の読解
✅ 正しい。文章の読解はリテラシー指数の直接的な構成項目です。読み取った内容を理解・処理する能力は、読み能力を総合的に評価する上で最も重要です。
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【試験対策ポイント】
LCSA下位検査と指数構成
| 指数名 | 構成する下位検査 |
|---|---|
| リテラシー指数 | 音読、音韻意識、文章の読解 |
| 受容言語指数 | 語彙知識、文理解など |
| 表現言語指数 | 文表現、語用論など |
リテラシー指数の判別法
- 「読み書き」に直結する項目を選ぶ
- 音韻意識は「音そのもの」への気づき=読み書きの基礎
- 語彙知識は言語能力だが、リテラシーではない