STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第93問

小児聴覚障害第24回

第24回 言語聴覚士国家試験 第93問(小児聴覚障害)の正答は 3 です。聴覚障害児の統語習得では、語順どおりに主語・目的語・動詞が並ぶ基本的な能動文が最も早く習得される。

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問題
聴覚障害児の読解で最も習得が早い文型はどれか。
  1. 1.お兄ちゃんを弟がたたいた。
  2. 2.お母さんにりんごをもらった。
  3. 3.春ちゃんはみかんを食べた。
  4. 4.犬にえさを食べさせた。
  5. 5.後ろから友達に押された。

正答:3番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 81.3%やさしい

64人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 最も習得が早いのは能動文「春ちゃんはみかんを食べた」

聴覚障害児の統語習得では、語順どおりに主語・目的語・動詞が並ぶ基本的な能動文が最も早く習得される。受動文・授受文・使役文は語順と意味役割の対応が複雑で、習得が遅れる。


【各選択肢の解説】

1.お兄ちゃんを弟がたたいた。 — ❌ 目的語が前置され語順が複雑で習得が遅い。
2.お母さんにりんごをもらった。 — ❌ 授受表現で、与え手・受け手の関係が複雑。
3.春ちゃんはみかんを食べた。 — ✅正しい(=正答)。基本語順の能動文で最も早い。
4.犬にえさを食べさせた。 — ❌ 使役文で動作主の関係が複雑である。
5.後ろから友達に押された。 — ❌ 受動文で意味役割の対応が複雑である。


【試験対策ポイント】

統語の習得順序:基本語順の能動文(主語+目的語+動詞)が最も易しく早い。受動文・使役文・授受文・かき混ぜ語順(目的語前置)は、語順と意味役割(誰が・誰に)の対応が逆転・複雑化し習得が遅れる。聴覚障害児では助詞理解の弱さも影響する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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