第24回 言語聴覚士国家試験 第97問
補聴器・人工内耳第24回
第24回 言語聴覚士国家試験 第97問(補聴器・人工内耳)の正答は 1 です。人工内耳の原理と適応を問う。
問題
人工内耳について誤っているのはどれか。
a.内耳奇形を伴う場合は手術の禁忌となる。
b.内有毛細胞を刺激することによって音が知覚される。
c.音の高さは刺激する電極の場所で決定される。
d.EAS(残存聴力活用型人工内耳)は低周波数の聴力が正常でも適応になる。
e.CIS(continuous interleaved sampling)コード化法は時間情報重視型である。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 37.6%難問
109人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 誤っているのは内耳奇形は禁忌(a)・内有毛細胞を刺激(b)
人工内耳の原理と適応を問う。内耳奇形は手術の絶対的禁忌ではなく、適応となりうる。また人工内耳は有毛細胞をバイパスしてらせん神経節(聴神経)を直接電気刺激するもので、内有毛細胞を刺激するわけではない。これらが誤りである。
【各選択肢の解説】
a. 内耳奇形を伴う場合は手術の禁忌となる。
❌ 誤り。正しくは内耳奇形でも適応となりうる(蝸牛無形成や蝸牛神経の欠損では適応にならない)。
❌ 誤り。正しくは内耳奇形でも適応となりうる(蝸牛無形成や蝸牛神経の欠損では適応にならない)。
b. 内有毛細胞を刺激することによって音が知覚される。
❌ 誤り。正しくは有毛細胞をバイパスし、らせん神経節(蝸牛神経)を直接電気刺激する。
❌ 誤り。正しくは有毛細胞をバイパスし、らせん神経節(蝸牛神経)を直接電気刺激する。
c. 音の高さは刺激する電極の場所で決定される。
✅ 正しい。蝸牛の部位局在(場所説)に基づく。
✅ 正しい。蝸牛の部位局在(場所説)に基づく。
d. EAS(残存聴力活用型人工内耳)は低周波数の聴力が正常でも適応になる。
✅ 正しい。残存する低音聴力を活用する。
✅ 正しい。残存する低音聴力を活用する。
e. CIS(continuous interleaved sampling)コード化法は時間情報重視型である。
✅ 正しい。時間情報を重視する方式である。
✅ 正しい。時間情報を重視する方式である。
→ a・bの組合せである1番が正答となる。
【試験対策ポイント】
人工内耳は、障害された有毛細胞をバイパスしてらせん神経節を電極で直接刺激する。音の高さは電極位置(場所)、強さは電流量で符号化。内耳奇形は禁忌ではなく適応を個別判断。EASは残存低音聴力を音響増幅+電気刺激で活用する。
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