STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第98問

補聴器・人工内耳第24回
補聴器適合検査について誤っているのはどれか。
  1. 1.患者一人につき、診療報酬を月に1回算定できる。 ✓
  2. 2.厚生労働大臣の定める施設基準に適合していることが求められる。
  3. 3.地方厚生局長等に届け出た保険医療機関が診療報酬を算定できる。
  4. 4.補聴器装用者の満足度も評価される。
  5. 5.語音明瞭度も評価される。

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 患者一人につき、診療報酬を月に1回算定できる。 補聴器適合検査の診療報酬は「6月間に1回限り」の算定制限があります。月1回の算定は誤りです。補聴器適合検査料は検査内容が検査料として決められており、患者の利便性よりも過度な検査を防止するため、算定頻度に制限が設けられています。 --- 【各選択肢の解説】 1. 患者一人につき、診療報酬を月に1回算定できる。 ❌ 誤り。診療報酬の算定は「6月間に1回限り」という算定制限があります。月に1回ではなく、6ヶ月に1回が正しい頻度です。 2. 厚生労働大臣の定める施設基準に適合していることが求められる。 ✅ 正しい。補聴器適合検査は指定されたオージオメータなど検査機器の設備基準、言語聴覚士または聴覚専門職による検査の実施など、厚生労働大臣の定める施設基準を満たす必要があります。 3. 地方厚生局長等に届け出た保険医療機関が診療報酬を算定できる。 ✅ 正しい。補聴器適合検査を実施する医療機関は、地方厚生局長への届出が必須であり、届出後に初めて診療報酬の算定資格を得ます。 4. 補聴器装用者の満足度も評価される。 ✅ 正しい。補聴器適合検査には装用効果の測定が含まれ、患者の主観的満足度(装用感・会話明瞭度など)も重要な評価項目です。 5. 語音明瞭度も評価される。 ✅ 正しい。補聴器適合検査の必須項目として、静寂下での語音明瞭度測定(通常67dBで実施)が含まれており、補聴器装用による聴取改善を客観的に評価します。 --- 【試験対策ポイント】 補聴器適合検査の診療報酬制限: - 算定回数:「6月間に1回限り」(月1回ではない) - 対象者:難聴患者で補聴器が必要と認められた者 - 実施場所:施設基準適合の医療機関 - 届出:地方厚生局長への届出必須 補聴器適合検査の評価内容: | 項目 | 内容 | |---|---| | 聴力検査 | 純音聴覚閾値測定(気導・骨導) | | 語音明瞭度 | 静寂下67dB(装用前後の比較) | | 装用効果測定 | 周囲雑音下の聴取状況など | | 満足度評価 | 患者の主観的評価 | | 装用状況確認 | 装用時間・装用習慣 | 頻出ポイント:「月」と「6月間」の区別。本問は言語聴覚士が関わる診療報酬制度についての出題で、制度上の制限を正確に把握することが求められます。
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