STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第25回 言語聴覚士国家試験 第119問

耳鼻咽喉科学第25回
下鼻道に開口するのはどれか
  1. 1.鼻涙管 ✓
  2. 2.上顎洞
  3. 3.前頭洞
  4. 4.篩骨洞
  5. 5.蝶形骨洞

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 鼻涙管 鼻涙管は涙液を眼窩から鼻腔へ排出する管で、下鼻道に開口します。これは解剖学的に重要な固定的事実で、試験での頻出項目です。涙嚢から下鼻道への開口部はハスナー弁で調節されます。 --- 【各選択肢の解説】 1. 鼻涙管 ✅ 正しい。鼻涙管は上眼瞼内側の涙嚢から始まり、下鼻道に開口します。涙液がここから鼻腔へ排出される経路であり、「下鼻道開口」の標準解答です。 2. 上顎洞 ❌ 誤り。上顎洞は中鼻道に開口します。オステオメアタル複合体を通じて中鼻道の前部に開口口が存在します。 3. 前頭洞 ❌ 誤り。前頭洞も中鼻道に開口します。中鼻甲介の前上方領域が開口部です。 4. 篩骨洞 ❌ 誤り。篩骨洞は複数の小室から構成され、前・中・後篩骨洞によって中鼻道または上鼻道に開口します。下鼻道には開口しません。 5. 蝶形骨洞 ❌ 誤り。蝶形骨洞は上鼻道に開口します。蝶篩部の奥側に位置する開口部が特徴です。 --- 【試験対策ポイント】 鼻腔副鼻腔の開口部位 | 構造 | 開口部位 | |---|---| | 鼻涙管 | 下鼻道(下鼻甲介後方) | | 上顎洞 | 中鼻道(オステオメアタル複合体) | | 前頭洞 | 中鼻道 | | 前・中篩骨洞 | 中鼻道 | | 後篩骨洞 | 上鼻道 | | 蝶形骨洞 | 上鼻道 | 重要な否定知識: - 下鼻道に開口する構造は「鼻涙管のみ」と覚える - 副鼻腔の大多数(上顎洞・前頭洞・篩骨洞前中部)は中鼻道に集中→オステオメアタル複合体の概念が重要 - 鼻涙管開口部の閉塞時は涙嚢炎・涙嚢膿瘍の原因となる(臨床での重要性)
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