STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第25回 言語聴覚士国家試験 第131問

臨床心理学第25回
日本人によって確立された心理療法はどれか a.弁証法的行動療法 b.行動活性化療法 c.能動的空想法 d.森田療法 e.内観療法 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — d.森田療法、e.内観療法 日本人によって確立された心理療法は森田療法(森田正馬)と内観療法(吉本伊信)です。これら2つは日本発祥で、国内外で臨床応用されている独自の治療体系です。 --- 【各選択肢の解説】 a.弁証法的行動療法 ❌ 誤り。アメリカの心理学者Marsha Linehanによって1980年代に確立されました。主に境界性パーソナリティ障害の治療に用いられます。 b.行動活性化療法 ❌ 誤り。アメリカの行動心理学の理論に基づいて確立された治療法です。うつ病の治療に有効とされていますが、日本発祥ではありません。 c.能動的空想法 ❌ 誤り。スイスの精神科医Carl Jungによって開発された技法です。無意識の内容にアクセスするための方法で、ユング心理学に位置付けられます。 d.森田療法 ✅ 正しい。日本の精神科医森田正馬(1874-1938)によって1920年代に確立されました。神経症の治療法として、「あるがままの受容」と「目的本位の行動」を重視する独自の治療体系です。 e.内観療法 ✅ 正しい。日本の宗教家吉本伊信によって確立された自己内観の技法です。過去の人間関係(特に両親)への感謝と反省を促進し、心理的な葛藤の解決を目指します。 --- 【試験対策ポイント】 | 療法名 | 起源国 | 開発者 | 対象疾患・特徴 | |---|---|---|---| | 森田療法 | 日本 | 森田正馬 | 神経症。「あるがまま」の受容が核 | | 内観療法 | 日本 | 吉本伊信 | 神経症・人格障害。過去の人間関係の見直し | | 認知行動療法 | アメリカ | Aaron Beck | うつ病・不安障害 | | 弁証法的行動療法 | アメリカ | Marsha Linehan | 境界性パーソナリティ障害 | | 精神分析療法 | オーストリア | Sigmund Freud | 神経症・人格障害 | | 分析心理学 | スイス | Carl Jung | 統合的人格発達 | キーワード:日本発祥の心理療法は「森田」「内観」の2つを確実に押さえる。他の4選択肢は全て欧米発祥。
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