STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第25回 言語聴覚士国家試験 第152問

言語聴覚障害総論第25回
入院時の情報収集を目的として、主訴や現病歴などから心理社会的背景まで、質問項目をある程度決めて、回答に応じて詳細な内容を聞いた。この面接法はどれに該当するか。
  1. 1.インテークのための 構造化面接
  2. 2.評価のための 構造化面接
  3. 3.インテークのための 半構造化面接 ✓
  4. 4.評価のための 半構造化面接
  5. 5.インテークのための 非構造化面接

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — インテークのための 半構造化面接 本問は「質問項目をある程度決めて(枠組みあり)、回答に応じて詳細な内容を聞く(柔軟性あり)」という面接法の特徴から、半構造化面接であることが読み取れます。さらに「入院時の情報収集」という初期段階の目的はインテーク(情報収集・初期評価)に該当し、診断や治療効果判定の評価とは異なります。 --- 【各選択肢の解説】 1. インテークのための 構造化面接 ❌ 誤り。構造化面接は全員に同じ質問を同じ順序で実施し、融通がききません。本問では「回答に応じて詳細な内容を聞いた」という柔軟性があるため不適切です。 2. 評価のための 構造化面接 ❌ 誤り。評価とは診断確定や治療効果測定を目的とした面接であり、本問の「入院時の情報収集」という初期段階の目的と合致しません。またこちらは構造化ですが、問題文の特徴と矛盾します。 3. インテークのための 半構造化面接 ✅ 正しい。インテークは患者の基礎情報・既往歴・現病歴・心理社会的背景を幅広く収集する初期段階です。半構造化面接は質問項目の枠組みを用意しつつ、必要に応じて追加質問や順序変更を柔軟に行える方法で、この目的に最適です。 4. 評価のための 半構造化面接 ❌ 誤り。評価目的の面接ではなく、「入院時の情報収集」というインテーク段階が明記されているため不適切です。 5. インテークのための 非構造化面接 ❌ 誤り。非構造化面接は事前に質問項目を決めず、会話の流れに任せる方法です。本問は「質問項目をある程度決めて」と明記されているため矛盾しています。 --- 【試験対策ポイント】 | 面接法 | 特徴 | 長所 | 短所 | |---|---|---|---| | **構造化** | 全員同じ質問・同じ順序 | 比較可能・統計処理可 | 融通がきかない | | **半構造化** | 枠組みあるが柔軟に追加質問可 | 標準化と個別対応の両立 | 面接者の技量に依存 | | **非構造化** | 事前に質問項目を決めない | 自由度高・深掘り可 | 比較困難・主観的 | インテーク vs 評価の区別: - インテーク:入院時・初診時、患者背景・既往歴など**幅広い情報収集** - 評価:診断確定、治療効果測定など**具体的な症状・機能測定** キーワード:「回答に応じて詳細を聞く」→半構造化、「情報収集」→インテーク
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