STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第25回 言語聴覚士国家試験 第181問

臨床神経学第25回

第25回 言語聴覚士国家試験 第181問(臨床神経学)の正答は 1 です。運動障害性構音障害の責任部位を問う問題である。

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問題
70歳男性。声は小さく、気息性。抑揚に乏しく単調な発話。安静時に口唇の振戦。疑うべき障害部位はどれか。
  1. 1.大脳基底核 ✓
  2. 2.延髄
  3. 3.顔面神経核
  4. 4.小脳
  5. 5.舌下神経

正答:1番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65.8%標準

187人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 大脳基底核

運動障害性構音障害の責任部位を問う問題である。小声・気息性・単調な発話に加え安静時の振戦がみられるのはパーキンソニズムの所見で、責任部位は大脳基底核である。正答は選択肢1。


【各選択肢の解説】

1. 大脳基底核
✅ 正しい(=正答)。安静時振戦・小声・気息性・単調な発話は運動低下性構音障害で、パーキンソニズムの所見である。
2. 延髄
❌ 誤り。延髄の病変は弛緩性構音障害(球麻痺)を生じる。正しくは安静時振戦を伴う小声・単調な発話は運動低下性構音障害で、責任部位は大脳基底核である。
3. 顔面神経核
❌ 誤り。顔面筋麻痺を生じるが、この症状像とは合わない。正しくは顔面神経核の障害では口唇閉鎖が弱まり口唇音の歪みが目立ち、声量低下・単調さ・振戦は説明できない。
4. 小脳
❌ 誤り。運動失調性構音障害(断綴性・不規則)を生じる。正しくは小脳病変の振戦は動作時の企図振戦で、安静時振戦は大脳基底核病変の特徴である。
5. 舌下神経
❌ 誤り。舌の麻痺・萎縮を生じる。正しくは舌下神経の障害は舌音の歪みを起こす弛緩性の障害で、安静時の口唇振戦や単調な発話は起こさない。

【試験対策ポイント】
運動低下性(パーキンソン)構音障害=小声・気息性・単調・加速、安静時振戦、固縮を伴う=大脳基底核病変。失調性(小脳)=断綴性・不規則、弛緩性(下位運動ニューロン)と対比して責任部位を判別する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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