第25回 言語聴覚士国家試験 第198問
補聴器・人工内耳第25回
耳掛け補聴器の説明で誤っているのはどれか
- 1.軽度から重度難聴まで対応できる
- 2.乳幼児難聴児に最初に勧められる
- 3.ダンパーでハウリングを抑制できる ✓
- 4.フックなどで周波数特性の調整を行える
- 5.電話使用時にはマイクの位置に注意する
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — ダンパーでハウリングを抑制できる
耳掛け補聴器のハウリング対策は「ダンパー」ではなく「ベント孔」の調整や**デジタル処理(ハウリング除去アルゴリズム)**によって行われます。ダンパーは補聴器の振動を減衰させる部品であり、ハウリング抑制の主要な手段ではありません。
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【各選択肢の解説】
1. 軽度から重度難聴まで対応できる
✅ 正しい。耳掛け補聴器は出力が大きく、幅広い聴力レベルに対応できます。重度難聴にも適応するため、汎用性が高いのが特徴です。
2. 乳幼児難聴児に最初に勧められる
✅ 正しい。乳幼児は耳殻が小さく、耳穴式では不適切なため、耳掛け式から開始します。また、成長に伴う交換が容易な点も利点です。
3. ダンパーでハウリングを抑制できる
❌ 誤り。ダンパーは振動減衰部品であり、ハウリング抑制の直接的な手段ではありません。耳掛け補聴器のハウリング対策は、ベント孔の管理、イヤモールドのフィッティング調整、デジタルハウリング除去機能など、他の方法で行われます。
4. フックなどで周波数特性の調整を行える
✅ 正しい。耳掛け補聴器のチューービング部分にフック(音導管調整パーツ)を取付けることで、周波数特性を微調整できます。
5. 電話使用時にはマイクの位置に注意する
✅ 正しい。耳掛け補聴器のマイクは耳上部に位置するため、受話器との距離が重要です。マイクが受話器に近すぎるとハウリングが発生しやすいため、位置調整が必要です。
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【試験対策ポイント】
耳掛け補聴器のハウリング対策(頻出):
| 対策方法 | 説明 |
|---|---|
| ベント孔調整 | 音響フィードバック経路を調整 |
| イヤモールド選択 | フィッティング精度を向上させる |
| デジタル処理 | ハウリング除去アルゴリズム搭載 |
| 装用位置確認 | マイク・スピーカー距離を最適化 |
重要:「ダンパー」は振動制御部品であり、音のフィードバック制御とは別物
耳掛け補聴器の特徴:
- 出力が大きい→重度難聴対応
- 乳幼児が装用しやすい
- 成長で交換可能(骨導の空気導への変更も対応)
- 電話使用時にマイク位置への注意が必要