第25回 言語聴覚士国家試験 第4問
生理学第25回
誤っている組み合わせはどれか。
- 1.グルカゴン ― 膵臓
- 2.アドレナリン ― 副腎髄質
- 3.オキシトシン ― 下垂体後葉
- 4.プロラクチン ― 卵巣 ✓
- 5.エリスロポエチン ― 腎臓
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — プロラクチン ― 卵巣
プロラクチンは下垂体前葉から産生される激素で、卵巣ではなく乳腺に作用して乳汁分泌を促進します。卵巣に作用する主な激素はFSH・LHであり、プロラクチンは卵巣の機能に直接関与しません。
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【各選択肢の解説】
1. グルカゴン ― 膵臓
✅ 正しい。グルカゴンはランゲルハンス島A細胞から産生される激素で、血糖値低下時に放出され血糖を上昇させます。膵臓産生で間違いありません。
2. アドレナリン ― 副腎髄質
✅ 正しい。アドレナリン(エピネフリン)は副腎髄質のクロム親和性細胞から産生されます。交感神経興奮時に放出され、心拍数増加・血管収縮などの交感神経応答を引き起こします。
3. オキシトシン ― 下垂体後葉
✅ 正しい。オキシトシンは視床下部の神経分泌細胞で産生され、下垂体後葉から放出される激素です。子宮収縮と乳汁射出反射に関与します。
4. プロラクチン ― 卵巣
❌ 誤り。プロラクチンは下垂体前葉から産生される激素で、乳腺に作用して乳汁分泌を促進します。卵巣に対する直接的な作用はなく、卵巣の機能調節はFSH(卵胞刺激激素)とLH(黄体形成激素)が担当します。
5. エリスロポエチン ― 腎臓
✅ 正しい。エリスロポエチン(EPO)は腎臓の間質線維芽細胞から産生される激素で、骨髄の赤血球産生を促進します。ST国試では頻出の重要知識です。
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【試験対策ポイント】
主な激素と産生部位の整理表
| 激素 | 産生部位 | 主な作用 |
|---|---|---|
| グルカゴン | 膵臓A細胞 | 血糖↑ |
| インスリン | 膵臓B細胞 | 血糖↓ |
| アドレナリン | 副腎髄質 | 交感神経応答 |
| コルチゾール | 副腎皮質 | ストレス対応 |
| オキシトシン | 下垂体後葉 | 子宮収縮・乳汁射出 |
| バソプレシン(ADH) | 下垂体後葉 | 水再吸収 |
| プロラクチン | 下垂体前葉 | 乳汁分泌 |
| FSH・LH | 下垂体前葉 | 生殖腺調節 |
| エリスロポエチン | 腎臓 | 赤血球産生促進 |
重要否定知識
- プロラクチンは「乳腺」に作用する(卵巣ではない)
- FSH・LHが卵巣を直接調節する
- エリスロポエチンは腎臓産(脾臓ではない)