第25回 言語聴覚士国家試験 第90問
小児聴覚障害第25回
第25回 言語聴覚士国家試験 第90問(小児聴覚障害)の正答は 1 です。所見の矛盾から必要な検査を選ぶ問題である。
問題
10歳の女児。難聴を主訴に受診した。眼科にて視野異常を指摘されている。純音聴力検査で最重度難聴を示したが、後ろから話しかけると適切に応答することができる。必要な検査はどれか。
- 1.聴性脳幹反応検査 ✓
- 2.SISI検査
- 3.語音弁別検査
- 4.補聴器適合検査
- 5.UCL検査
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.8%標準
145人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 聴性脳幹反応検査
所見の矛盾から必要な検査を選ぶ問題である。純音聴力検査では最重度難聴を示すのに、後ろからの呼びかけに適切に応答できる——この矛盾と視野異常の合併は機能性(心因性)難聴を疑わせ、他覚的に真の閾値を確認する聴性脳幹反応検査(ABR)が必要となる。正答は選択肢1。
【各選択肢の解説】
1. 聴性脳幹反応検査
✅ 正しい(=正答)。他覚的検査で真の聴力閾値を確認できる。
✅ 正しい(=正答)。他覚的検査で真の聴力閾値を確認できる。
2. SISI検査
❌ 誤り。内耳性難聴の補充現象を調べる検査で、本例の目的に合わない。正しくは、純音閾値と行動の矛盾を確かめるには他覚的検査(ABR)を用いる。
❌ 誤り。内耳性難聴の補充現象を調べる検査で、本例の目的に合わない。正しくは、純音閾値と行動の矛盾を確かめるには他覚的検査(ABR)を用いる。
3. 語音弁別検査
❌ 誤り。語音の聴取能をみる検査で、閾値の真偽確認には不向き。正しくは、本人の応答に頼らない他覚的検査(ABR)で閾値を確かめる。
❌ 誤り。語音の聴取能をみる検査で、閾値の真偽確認には不向き。正しくは、本人の応答に頼らない他覚的検査(ABR)で閾値を確かめる。
4. 補聴器適合検査
❌ 誤り。難聴の確定後に行う検査。正しくは、まず他覚的検査で真の閾値を確かめ、補聴の要否はその後に判断する。
❌ 誤り。難聴の確定後に行う検査。正しくは、まず他覚的検査で真の閾値を確かめ、補聴の要否はその後に判断する。
5. UCL検査
❌ 誤り。不快レベルを測る検査で本例の目的に合わない。正しくは、UCL検査は補聴器調整などで不快閾値を知るための検査で、閾値の真偽の確認にはABRを用いる。
❌ 誤り。不快レベルを測る検査で本例の目的に合わない。正しくは、UCL検査は補聴器調整などで不快閾値を知るための検査で、閾値の真偽の確認にはABRを用いる。
【試験対策ポイント】
自覚的検査の結果と実際の行動(呼びかけへの応答)が矛盾する場合は機能性難聴を疑い、ABR・ASSRなど他覚的(客観的)聴力検査で真の閾値を確認する。学童期の女児で、眼科で指摘された視野異常(求心性視野狭窄など心因性視覚障害でみられる型)を合併している点も、機能性難聴を示唆する手がかりとなる。機能性難聴の他覚的確認にはABR・ASSR・耳音響放射(OAE)を用い、一側性ならステンガー検査も使える。
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