STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第25回 言語聴覚士国家試験 第90問

小児聴覚障害第25回

第25回 言語聴覚士国家試験 第90問(小児聴覚障害)の正答は 1 です。所見の矛盾から必要な検査を選ぶ問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
10歳の女児。難聴を主訴に受診した。眼科にて視野異常を指摘されている。純音聴力検査で最重度難聴を示したが、後ろから話しかけると適切に応答することができる。必要な検査はどれか。
  1. 1.聴性脳幹反応検査
  2. 2.SISI検査
  3. 3.語音弁別検査
  4. 4.補聴器適合検査
  5. 5.UCL検査

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 聴性脳幹反応検査

所見の矛盾から必要な検査を選ぶ問題である。純音聴力検査では最重度難聴を示すのに、後ろからの呼びかけに適切に応答できる——この矛盾は機能性(心因性)難聴を疑わせ、他覚的に真の閾値を確認する聴性脳幹反応検査(ABR)が必要となる。正答は選択肢1。


【各選択肢の解説】
1.聴性脳幹反応検査:✅正しい(=正答)。他覚的検査で真の聴力閾値を確認できる。
2.SISI検査:❌内耳性難聴の補充現象を調べる検査で、本例の目的に合わない。
3.語音弁別検査:❌語音の聴取能をみる検査で、閾値の真偽確認には不向き。
4.補聴器適合検査:❌難聴の確定後に行う検査。
5.UCL検査:❌不快レベルを測る検査で本例の目的に合わない。


【試験対策ポイント】
自覚的検査の結果と実際の行動(呼びかけへの応答)が矛盾する場合は機能性難聴を疑い、ABR・ASSRなど他覚的(客観的)聴力検査で真の閾値を確認する。視野異常の合併はアッシャー症候群など別病態の鑑別にもつながるが、まず矛盾の確認が先となる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第25回 全問一覧

▶ 小児聴覚障害 の過去問一覧

スポンサーリンク