第25回 言語聴覚士国家試験 第97問
成人聴覚障害第25回
第25回 言語聴覚士国家試験 第97問(成人聴覚障害)の正答は 1 です。病歴から聴力の状態を推測する問題である。
問題
35歳女性。子供に風船を膨らませてあげていると「パチン」という音とともに激しい回転性めまいを自覚するようになった。同時に右耳には水が流れるような耳鳴りを自覚する。予想される右耳の聴力の状態として適切なのはどれか。
- 1.変動性または高度の感音難聴 ✓
- 2.低音障害型感音難聴
- 3.中耳に浸出液を認める伝音難聴
- 4.谷型の感音難聴
- 5.C5dip型感音難聴
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 39.5%難問
190人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 変動性または高度の感音難聴
病歴から聴力の状態を推測する問題である。風船を膨らませる強い努力(バルサルバ様の圧変化)に伴い「パチン」という音とともに回転性めまいと流水様耳鳴りが生じた経過は外リンパ瘻を疑わせ、聴力は変動性または高度の感音難聴を呈する。正答は選択肢1。
【各選択肢の解説】
1. 変動性または高度の感音難聴
✅ 正しい(=正答)。外リンパ瘻に合致する。
✅ 正しい(=正答)。外リンパ瘻に合致する。
2. 低音障害型感音難聴
❌ 誤り。特定の型に限定されず本病態の典型ではない。正しくは、低音障害型感音難聴は急性低音障害型感音難聴やメニエール病の初期にみられる型である。
❌ 誤り。特定の型に限定されず本病態の典型ではない。正しくは、低音障害型感音難聴は急性低音障害型感音難聴やメニエール病の初期にみられる型である。
3. 中耳に浸出液を認める伝音難聴
❌ 誤り。滲出性中耳炎の所見で本病態と異なる。正しくは、外リンパ瘻は内耳の障害で感音難聴を呈する。
❌ 誤り。滲出性中耳炎の所見で本病態と異なる。正しくは、外リンパ瘻は内耳の障害で感音難聴を呈する。
4. 谷型の感音難聴
❌ 誤り。外リンパ瘻に特異的な型ではない。正しくは、谷型(皿型)は先天性・遺伝性の難聴に多い型である。
❌ 誤り。外リンパ瘻に特異的な型ではない。正しくは、谷型(皿型)は先天性・遺伝性の難聴に多い型である。
5. C5dip型感音難聴
❌ 誤り。騒音性難聴の所見で本病態と異なる。正しくは、4kHz付近が落ち込むc5dipは騒音性難聴の初期の型である。
❌ 誤り。騒音性難聴の所見で本病態と異なる。正しくは、4kHz付近が落ち込むc5dipは騒音性難聴の初期の型である。
【試験対策ポイント】
外リンパ瘻は、いきみ・圧外傷・くしゃみなどを契機に「ポップ音」とともにめまい・耳鳴・難聴を生じる。聴力は変動性〜高度の感音難聴を示す。誘因(圧変化)と突発する前庭・蝸牛症状の組合せが診断の手がかり。
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