第26回 言語聴覚士国家試験 第119問
呼吸系第26回
フローボリューム曲線を示す。閉塞性障害はどれか。 【図あり】
- 1.A ✓
- 2.B
- 3.C
- 4.D
- 5.E
正答:1番
解説
# 第26回 第119問 解説
■ 正答:1番 — A
閉塞性障害のフローボリューム曲線は、末梢気道の動的圧縮により呼気流量が著明に低下し、呼気曲線が下に凸(内側に凹む)の特徴的な形状を示します。ピークフロー到達後に急激に流量が低下し、下に凸のカーブを描くのが典型像で、Aがこのパターンに該当します。COPDや気管支喘息で見られます。
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【各選択肢の解説】
1. A
✅ 正しい。呼気ピークフロー後に流量が急激に低下し、曲線が下に凸(内側に凹む)の形状を示しており、**閉塞性換気障害**の典型パターンです。COPDや気管支喘息で見られる所見です。
2. B
❌ 誤り。曲線全体が縮小しているが形状は正常に近く保たれており、**拘束性換気障害**(肺線維症、肺切除後など)のパターンです。
3. C
❌ 誤り。呼気・吸気ともに流量が平坦化しており、**固定性上気道狭窄**(気管狭窄、瘢痕性狭窄など)のパターンです。
4. D
❌ 誤り。呼気流が平坦化する**胸腔内可変性狭窄**、または吸気流が平坦化する**胸腔外可変性狭窄**を示すパターンで、閉塞性障害とは異なります。
5. E
❌ 誤り。正常または正常に近いフローボリューム曲線であり、閉塞性障害には該当しません。
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【試験対策ポイント】
フローボリューム曲線は以下の3軸で読み解きます:
- **閉塞性障害**:呼気曲線が下に凸(内側に凹む)/1秒率<70%/COPD・喘息
- **拘束性障害**:曲線全体が縮小(形は保持)/%VC<80%/肺線維症・間質性肺炎
- **上気道狭窄**:
- 固定性狭窄 → 呼気・吸気ともに平坦化
- 胸腔外可変性狭窄 → 吸気流平坦化(声帯麻痺など)
- 胸腔内可変性狭窄 → 呼気流平坦化
覚え方:「**呼気が凹めば閉塞性、全体が縮めば拘束性**」。閉塞性では残気量増加によりFVC起始点が左方(高肺気量側)にシフトする点も特徴です。国試では曲線の**呼気側の下に凸の形状**を見抜けるかがポイントになります。