第26回 言語聴覚士国家試験 第140問
音響学第26回
第26回 言語聴覚士国家試験 第140問(音響学)の正答は 3 です。サウンドスペクトログラムの広帯域分析の説明で正しいものを問う問題である。
問題
サウンドスペクトログラムの広帯域分析結果の説明で正しいのはどれか。
- 1./ba/ と /ga/ の違いは子音部のボイスバーの有無である。
- 2./pa/ と /ka/ の子音部にはボイスバーが観測される。
- 3./ga/ と /ka/ の後続母音 /a/ の第 2 フォルマント周波数遷移は同じである。 ✓
- 4./da/ と /ga/ は後続母音 /a/ の第 1 フォルマント周波数遷移が異なる。
- 5./ba/ と /pa/ の違いは後続母音 /a/ の第 2 フォルマント周波数遷移である。
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.9%難問
96人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — /ga/ と /ka/ の後続母音 /a/ の第2フォルマント周波数遷移は同じである。
サウンドスペクトログラムの広帯域分析の説明で正しいものを問う問題である。/ga/と/ka/は同じ軟口蓋音で、後続母音/a/の第2フォルマント遷移は同様になる。選択肢3が正しい。
【各選択肢の解説】
1. /ba/と/ga/の違いは子音部のボイスバーの有無である。
❌ 誤り。どちらも有声でボイスバーをもち、違いはフォルマント遷移(調音点)。
❌ 誤り。どちらも有声でボイスバーをもち、違いはフォルマント遷移(調音点)。
2. /pa/と/ka/の子音部にはボイスバーが観測される。
❌ 誤り。無声音であり、ボイスバーは観測されない。
❌ 誤り。無声音であり、ボイスバーは観測されない。
3. /ga/と/ka/の後続母音/a/の第2フォルマント周波数遷移は同じである。
✅ 正しい(=正答)。調音点が同じ(軟口蓋)ため遷移パターンが同様になる。
✅ 正しい(=正答)。調音点が同じ(軟口蓋)ため遷移パターンが同様になる。
4. /da/と/ga/は後続母音/a/の第1フォルマント周波数遷移が異なる。
❌ 誤り。両者の差は主に第2フォルマント遷移に現れる。
❌ 誤り。両者の差は主に第2フォルマント遷移に現れる。
5. /ba/と/pa/の違いは後続母音/a/の第2フォルマント周波数遷移である。
❌ 誤り。違いは有声性(VOT)で、第2フォルマント遷移ではない。
❌ 誤り。違いは有声性(VOT)で、第2フォルマント遷移ではない。
【試験対策ポイント】
破裂音の調音点はフォルマント遷移(特にF2)に反映され、有声・無声の違いはボイスバーやVOTに現れる。/ga//ka/は同じ軟口蓋音でF2遷移が同様、/ba//pa/の違いは有声性。スペクトログラム上で「調音点=フォルマント遷移」「有声性=ボイスバー/VOT」を読む。
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