第26回 言語聴覚士国家試験 第158問
失語症第26回
計算の課題がないのはどれか。
- 1.SALA 失語症検査 ✓
- 2.WAB 失語症検査
- 3.標準失語症検査(SLTA)
- 4.標準失語症検査補助テスト(SLTA-ST)
- 5.実用コミュニケーション能力検査(CADL)
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — SALA 失語症検査
SALA(Standard Language Test of Aphasia)は日本語話者向けの失語症検査ですが、計算課題を含まない検査です。一方、WAB、SLTA、SLTA-ST、CADLはいずれも計算能力(数字の認識、簡単な計算、数字の復唱など)を評価する課題を組み込んでいます。
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【各選択肢の解説】
1. SALA 失語症検査
✅ 正しい。計算課題を含まない検査です。SALAは聴覚理解・音韻表出・読み書き能力などを評価しますが、計算能力の評価項目がありません。
2. WAB 失語症検査
❌ 誤り。WAB(Western Aphasia Battery)には計算課題が含まれています。患者の計算能力(数字操作・簡単な計算問題)を評価する項目があります。
3. 標準失語症検査(SLTA)
❌ 誤り。SLTA(Standard Language Test of Aphasia)には「計算」という独立した下位項目が存在し、数字の認識や簡単な計算問題が含まれています。
4. 標準失語症検査補助テスト(SLTA-ST)
❌ 誤り。SLTA-STはSLTAの補助テストで、SLTAと同様に計算課題を含んでいます。より詳細な計算能力の評価が可能な項目があります。
5. 実用コミュニケーション能力検査(CADL)
❌ 誤り。CADL(Communicative Activities of Daily Living)には数字や計算に関連する実生活場面(時間の読み方、金銭計算など)が含まれており、計算課題を評価する項目があります。
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【試験対策ポイント】
失語症検査の計算課題の有無
| 検査名 | 計算課題 | 特徴 |
|---|---|---|
| SALA | なし | 日本語話者向け。聴覚理解・音韻表出・読み書き中心 |
| WAB | あり | 西洋型。患者の計算能力を含む包括的評価 |
| SLTA | あり | 日本語話者向け。「計算」が独立した下位項目 |
| SLTA-ST | あり | SLTAの補助テスト。計算を含む詳細評価 |
| CADL | あり | 実生活場面での計算能力(金銭・時間)を評価 |
紛らわしい点:SALAは日本語向け検査の中でも特に「計算課題がない」という特性が強調される。他の検査は国内外を問わず、認知機能全般の評価のため計算能力を組み込んでいる。