第26回 言語聴覚士国家試験 第18問
形成外科学第26回
口唇形成術で再建する筋はどれか。
- 1.口輪筋 ✓
- 2.眼輪筋
- 3.口蓋舌筋
- 4.口蓋帆挙筋
- 5.上咽頭収縮筋
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 口輪筋
口唇形成術は、口唇の機能と形態を回復させる手術です。口輪筋は口唇を構成する最も重要な筋肉で、口の開閉・食物の摂取・発話時の唇の運動に不可欠な筋肉であり、口唇形成術では必ず再建・縫合の対象になります。
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【各選択肢の解説】
1. 口輪筋
✅ 正しい。口輪筋は口唇の環状筋で、口唇を構成する主要な筋肉です。口唇裂や形成術では必ず再建・縫合対象となります。機能的な咀嚼・嚥下・発話のために最優先で修復すべき筋です。
2. 眼輪筋
❌ 誤り。眼輪筋は眼周囲の筋肉で、眼瞼形成術や眼周囲の手術の対象です。口唇とは解剖学的位置が異なり、口唇形成術では関与しません。
3. 口蓋舌筋
❌ 誤り。口蓋舌筋は軟口蓋と舌を連結する筋肉で、軟口蓋の挙上に関わります。口唇形成とは全く関係がなく、口蓋形成術の対象です。
4. 口蓋帆挙筋
❌ 誤り。口蓋帆挙筋は軟口蓋を挙上させ、鼻咽腔閉鎖に関与する筋肉です。口蓋裂形成術では重要ですが、口唇形成術では再建対象ではありません。
5. 上咽頭収縮筋
❌ 誤り。上咽頭収縮筋は咽頭の上部を構成する筋肉で、嚥下時の咽頭の蠕動運動に関わります。口唇とは解剖学的に離れており、口唇形成術では対象外です。
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【試験対策ポイント】
口唇と軟口蓋の筋肉を区別する:
| 部位 | 主要筋肉 | 主な機能 | 形成術での重要性 |
|---|---|---|---|
| 口唇 | 口輪筋 | 唇の開閉・摂食・発話 | 最優先で再建 |
| 軟口蓋 | 口蓋帆挙筋 | 鼻咽腔閉鎖 | 口蓋裂の対象 |
| 軟口蓋 | 口蓋舌筋 | 軟口蓋の形態維持 | 口蓋裂の対象 |
| 咽頭 | 上咽頭収縮筋 | 嚥下時蠕動 | 咽頭形成の対象 |
キーワード:「口唇形成術=口輪筋の再建」と即座に連想することが重要です。軟口蓋の筋肉(帆挙筋・舌筋)は「口蓋形成術」の領域であることを明確に区別してください。