STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第199問

補聴器・人工内耳第26回

第26回 言語聴覚士国家試験 第199問(補聴器・人工内耳)の正答は 1 です。補聴器性能の測定について正しいものを問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
補聴器性能の測定について正しいのはどれか。
  1. 1.音響カプラとして2cm³カプラを用いる。
  2. 2.最大音響利得の測定では 90 dB SPL の純音を入力する。
  3. 3.200 Hz から 5,000 Hz までの周波数の出力を入出力特性と呼ぶ。
  4. 4.規準周波数レスポンスを測定する際は利得調整を最大にする。
  5. 5.カプラ内に発生した音圧とマイクロホンに入力された音圧の差を挿入利得と呼ぶ。

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 音響カプラとして2cm³カプラを用いる。

補聴器性能の測定について正しいものを問う問題である。補聴器特性の測定には2cm³(2cc)カプラを用いる。選択肢1が正しい。(原問「2cmカプラ」は単位の表記欠落で「2cm³(2cc)カプラ」が正。)


【各選択肢の解説】

1. 音響カプラとして2cm³カプラを用いる。
✅ 正しい(=正答)。規格化された2cm³カプラで補聴器の出力音圧を測定する。
2. 最大音響利得の測定では90dB SPLの純音を入力する。
❌ 誤り。利得測定では50dB SPL程度の入力を用いる(90dB SPLは最大出力音圧の測定)。
3. 200Hzから5,000Hzまでの周波数の出力を入出力特性と呼ぶ。
❌ 誤り。周波数ごとの出力は周波数レスポンス。入出力特性は入力音圧と出力の関係。
4. 規準周波数レスポンスを測定する際は利得調整を最大にする。
❌ 誤り。基準となる利得(規準利得)に設定して測定する。
5. カプラ内に発生した音圧とマイクロホンに入力された音圧の差を挿入利得と呼ぶ。
❌ 誤り。これはカプラ利得に相当する。挿入利得は装用時と非装用時の外耳道内音圧の差。

【試験対策ポイント】

補聴器特性は2cm³カプラを用いて測定し、利得は50dB SPL程度、最大出力音圧は90dB SPL入力で測る。周波数ごとの出力は周波数レスポンス、挿入利得は実耳での装用時と非装用時の外耳道音圧の差を指す。各用語と測定条件を取り違えない。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第26回 全問一覧

▶ 補聴器・人工内耳 の過去問一覧

スポンサーリンク