STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第81問

器質性構音障害第26回

第26回 言語聴覚士国家試験 第81問(器質性構音障害)の正答は 5 です。進行舌癌術後の構音障害の特徴で正しいものを問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
進行舌癌術後の構音障害の特徴について正しいのはどれか。 a.鼻腔構音に対する訓練を行う。 b.破裂音[t]の明瞭度は保たれる。 c.再建例では遅発性の委縮に配慮する。 d.舌の切除範囲が広いと明瞭度は低下する。 e.口腔内に唾液が貯留すると歪み音となる。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:5番 — c・d・e

進行舌癌術後の構音障害の特徴で正しいものを問う問題である。再建例の遅発性萎縮への配慮(c)、切除範囲が広いと明瞭度低下(d)、唾液貯留で歪み音(e)が正しい。選択肢5が正答である。


【各選択肢の解説】

a. 鼻腔構音に対する訓練を行う。
❌ 誤り。鼻腔(異常)構音は口蓋裂などで問題となるもので、舌癌術後の中心的訓練対象ではない。
b. 破裂音[t]の明瞭度は保たれる。
❌ 誤り。[t]は舌尖を用いるため、舌の切除で明瞭度が低下しやすい。
c. 再建例では遅発性の萎縮に配慮する。
✅ 正しい(=正答の一部)。再建組織は時間経過で萎縮し、構音が変化しうる。
d. 舌の切除範囲が広いと明瞭度は低下する。
✅ 正しい(=正答の一部)。可動・接触の制限が大きくなる。
e. 口腔内に唾液が貯留すると歪み音となる。
✅ 正しい(=正答の一部)。貯留した唾液が構音を妨げ歪みを生じる。

【試験対策ポイント】

舌癌術後構音障害は、切除範囲が広いほど(特に舌尖を使う[t][s]などで)明瞭度が低下し、再建組織の遅発性萎縮や唾液貯留も歪みの要因となる。鼻腔構音訓練は口蓋裂など別の病態の手法であり、舌癌術後の中心ではない。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第26回 全問一覧

▶ 器質性構音障害 の過去問一覧

スポンサーリンク