STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第92問

聴力検査第26回

第26回 言語聴覚士国家試験 第92問(聴力検査)の正答は 5 です。純音聴力検査について誤っているものを問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
純音聴力検査について誤っているのはどれか。
  1. 1.1 つの周波数について必ず 2 回以上測定する。
  2. 2.気導受話器の両耳間移行減衰量は約 50 dBである。
  3. 3.気導閾値の測定は上昇法で行う。
  4. 4.250 Hz 以下では骨導による聴覚と振動覚とを誤認しやすい。
  5. 5.オージオメータの狭帯域雑音のレベルは聴力レベルに較正されている。

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:5番 — 狭帯域雑音は実効マスキングレベルで較正されている

純音聴力検査について誤っているものを問う問題である。マスキング用の狭帯域雑音は実効マスキングレベルで較正されており、「聴力レベルに較正されている」とする選択肢5が誤りである。(原問の選択肢1はOCRで分断されているが「1つの周波数について必ず2回以上測定する」が本来の文。)


【各選択肢の解説】

1. 1つの周波数について必ず2回以上測定する。
❌ 正しい。閾値は再現性を確認するため、各周波数で繰り返し提示して決定する。
2. 気導受話器の両耳間移行減衰量は約50dBである。
❌ 正しい。マスキングの要否を判断する際の目安となる値。
3. 気導閾値の測定は上昇法で行う。
❌ 正しい。聞こえない音圧から上げていく上昇法で閾値を求める。
4. 250Hz以下では骨導による聴覚と振動覚とを誤認しやすい。
❌ 正しい。低周波数では振動覚と混同しやすい。
5. オージオメータの狭帯域雑音のレベルは聴力レベルに較正されている。
✅ 誤り(=正答)。マスキング雑音は実効マスキングレベルで較正されており、聴力レベル(HL)そのものへの較正ではない。

【試験対策ポイント】

純音聴力検査は上昇法で閾値を求め、再現性確認のため各周波数で複数回測定する。低周波数では振動覚との誤認に注意。マスキング用狭帯域雑音は「実効マスキングレベル」で較正される(提示値だけ純音閾値をマスクできるよう調整)点が要点で、これを「聴力レベルに較正」とするのが誤り。
@@@

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第26回 全問一覧

▶ 聴力検査 の過去問一覧

スポンサーリンク