STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第27回 言語聴覚士国家試験 第121問

聴覚系第27回

第27回 言語聴覚士国家試験 第121問(聴覚系)の正答は 5 です。眼振検査について誤っているものを問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
眼振の検査について誤っているのはどれか。
  1. 1.電気眼振計は閉眼時の眼振を記録できる。
  2. 2.フレンツェル眼鏡は視覚の影響を受けずに眼振を観察できる。
  3. 3.温度眼振検査は外側半規管を刺激し、眼振の持続時間と速度を観察する。
  4. 4.頭位眼振検査は仰臥位および懸垂頭位で患者の頭位を右下、左下に傾けて観察する。
  5. 5.頭位変換眼振検査は座位で10秒間頭部を左右に反復して振った直後の眼振を観察する。

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:5番 — 頭位変換眼振検査は座位で10秒間頭部を左右に反復して振った直後の眼振を観察する

眼振検査について誤っているものを問う問題である。頭位変換眼振検査は、座位から急速に懸垂頭位へ体位を変えて誘発される眼振を観察するもので、「左右に反復して振った直後」という記述は誤りである。選択肢5が該当する。


【各選択肢の解説】

1. 電気眼振計は閉眼時の眼振を記録できる
❌ 正しい。角膜網膜電位を利用し、閉眼時でも記録できる。
2. フレンツェル眼鏡は視覚の影響を受けずに眼振を観察できる
❌ 正しい。凸レンズで固視を妨げ、視覚抑制を除いて眼振を観察する。
3. 温度眼振検査は外側半規管を刺激し、眼振の持続時間と速度を観察する
❌ 正しい。耳に温・冷刺激を与え外側半規管の反応をみる。
4. 頭位眼振検査は仰臥位および懸垂頭位で患者の頭位を右下、左下に傾けて観察する
❌ 正しい。頭位を変えて誘発される眼振を観察する。
5. 頭位変換眼振検査は座位で10秒間頭部を左右に反復して振った直後の眼振を観察する
✅ 誤り(=正答)。頭位変換眼振検査は座位から急速に懸垂頭位へ変換して誘発される眼振を観察する(Dix-Hallpike法)。

【試験対策ポイント】

頭位変換眼振検査(Dix-Hallpike)は、座位から素早く頭を下げた懸垂頭位へ「体位を変換」して眼振を誘発する検査で、良性発作性頭位めまい症の診断に用いる。「頭を左右に振る」操作ではない点が誤り。各検査が何を刺激・観察するかを整理する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第27回 全問一覧

▶ 聴覚系 の過去問一覧

スポンサーリンク