STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第27回 言語聴覚士国家試験 第128問

心理測定法第27回
記述統計量でないのはどれか
  1. 1.比率
  2. 2.平均
  3. 3.標準偏差
  4. 4.相関係数
  5. 5.母数(パラメータ) ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 母数(パラメータ) 記述統計量とは「得られたサンプルデータの特性を要約・記述する統計量」です。母数(パラメータ)は母集団の特性を表す値であり、サンプルから計算される記述統計量ではなく、推測統計の対象となる値です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 比率 ✅ 正しい。比率(例:正答率80%)はサンプルデータから直接計算される記述統計量です。度数分布や百分率などで用いられます。 2. 平均 ✅ 正しい。平均値はサンプルデータの中心傾向を表す最も基本的な記述統計量です。これ自体はサンプル統計量です。 3. 標準偏差 ✅ 正しい。標準偏差はサンプルデータのばらつき(分散)の程度を表す記述統計量です。平均値とともに分布の形状を説明するのに用いられます。 4. 相関係数 ✅ 正しい。相関係数(ピアソンの積率相関など)は2つの変数間の関係性を数値化した記述統計量です。サンプルから直接計算されます。 5. 母数(パラメータ) ❌ 誤り。母数は「母集団の特性を表すパラメータ」であり、実際には観測できない理論的な値です。サンプル統計量(標本統計量)から母数を推定することが推測統計の目的です。 --- 【試験対策ポイント】 | 概念 | 定義 | 例 | |---|---|---| | 記述統計量 | サンプルデータから直接計算される統計量 | 平均・標準偏差・比率・相関係数 | | 母数(パラメータ) | 母集団の理論的な特性値(観測不可) | 母平均μ・母標準偏差σ | | 標本統計量 | サンプルから計算される統計量 | 標本平均X̄・標本標準偏差s | キーワード: - 記述統計=「記述する」→サンプルデータから計算 - 母数=「母集団の」→推定の対象(観測不可能) - 推測統計=標本統計量から母数を推定するプロセス
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