STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第27回 言語聴覚士国家試験 第132問

心理測定法第27回

第27回 言語聴覚士国家試験 第132問(心理測定法)の正答は 3 です。発達と愛着に関する正しい記述を問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
正しいのはどれか
  1. 1.アタッチメント発達の第二段階は人一般に対する定位と発信とを示す。
  2. 2.養育者との不安定なアタッチメントは、不利な養育環境における保護因子である。
  3. 3.ホスピタリズムから家庭的養育への移行の予後は、移行時の年齢が低いほど良好である
  4. 4.3歳児神話とは、3歳ころまでに保育所などでの集団保育に参加するのが望ましいという考え方である。
  5. 5.アタッチメントのDタイプの子どもの養育者の特徴は、子どもに対して一 貫して拒否的なことである。

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:3番 — ホスピタリズムから家庭的養育への移行の予後は、移行時の年齢が低いほど良好である

発達と愛着に関する正しい記述を問う問題である。施設での養育(ホスピタリズム)から家庭的養育へ移る場合、移行時の年齢が低いほど回復・予後が良好である。選択肢3が正しい。


【各選択肢の解説】

1. アタッチメント発達の第二段階は人一般に対する定位と発信とを示す
❌ 誤り。人一般への定位・発信は第一段階で、第二段階は特定の人物への定位・発信が現れる。
2. 養育者との不安定なアタッチメントは、不利な養育環境における保護因子である
❌ 誤り。不安定な愛着は保護因子ではなくリスク要因である。
3. ホスピタリズムから家庭的養育への移行の予後は、移行時の年齢が低いほど良好である
✅ 正しい(=正答)。早期に家庭的養育へ移るほど回復が期待できる。
4. 3歳児神話とは、3歳ころまでに保育所などでの集団保育に参加するのが望ましいという考え方である
❌ 誤り。3歳児神話は「3歳までは母親が育てるべき」という考えで、内容が逆である。
5. アタッチメントのDタイプの子どもの養育者の特徴は、子どもに対して一貫して拒否的なことである
❌ 誤り。Dタイプ(無秩序型)は、養育者の関わりが恐怖や混乱を与えるなど一貫性を欠くことが背景にある。

【試験対策ポイント】

愛着の発達は、人一般への発信(第一段階)→特定の人物への発信(第二段階)と進む。不安定な愛着はリスク要因。3歳児神話は「3歳までは母親が」という説。Dタイプ(無秩序型)は養育者の混乱した関わりが背景で、一貫した拒否(回避型に近い)とは異なる。早期介入ほど予後良好という点が正答である。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第27回 全問一覧

▶ 心理測定法 の過去問一覧

スポンサーリンク