STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第27回 言語聴覚士国家試験 第70問

言語発達障害学第27回
漢字音読年齢が算出できるのはどれか
  1. 1.STRAW-R ✓
  2. 2.LCSA
  3. 3.KABC-II
  4. 4.URAWSSII
  5. 5.教研式読書力診断検査

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — STRAW-R STRAW-Rは「標準化読み書きスクリーニング検査」で、漢字音読を含む読み書き能力を包括的に評価する検査です。本検査では漢字音読年齢を直接算出できる数少ない検査であり、読字障害(ディスレクシア)のスクリーニングに広く用いられています。 --- 【各選択肢の解説】 1. STRAW-R ✅ 正しい。読み書きスクリーニング検査であり、漢字音読・ひらがな音読・書字など複数の下位検査から構成され、各々の得点から年齢相当の「読書年齢」「漢字年齢」を算出できます。これがSTRAW-Rの主要な特徴です。 2. LCSA ❌ 誤り。LCSAは「学習支援診断システム」で、読み書き計算能力を評価する検査ですが、漢字音読年齢を直接算出する指標ではなく、偏差値や群指数による結果報告となります。 3. KABC-II ❌ 誤り。「購入・認知評価バッテリー」であり、認知能力(視空間推理・逐序処理・同時処理・学習能力)を測定する検査です。読み書き能力の詳細評価を目的としておらず、漢字音読年齢は算出されません。 4. URAWSSII ❌ 誤り。「読み書きスクリーニング検査」ですが、一般的には簡便なスクリーニング目的であり、漢字音読年齢という年齢換算得点を算出する仕様にはなっていません。 5. 教研式読書力診断検査 ❌ 誤り。読解力(理解度)を中心に評価する検査であり、漢字音読の得点化・年齢換算には対応していません。読み書き能力の個別評価というより、読解力という限定的な領域に特化しています。 --- 【試験対策ポイント】 読み書き評価検査の分類: | 検査名 | 主評価項目 | 年齢換算 | 用途 | |---|---|---|---| | STRAW-R | 音読・書字・読解 | ✅漢字音読年齢あり | 詳細な読み書き評価 | | LCSA | 読み書き計算 | ❌偏差値型 | 学習支援の個別診断 | | KABC-II | 認知能力 | ❌認知指数型 | 認知発達評価 | | 教研式 | 読解力 | ❌読解力得点 | 読解理解度測定 | キーワード: - STRAW-R=「年齢相当」の換算得点が特徴(漢字音読年齢など) - 読み書き障害の詳細なプロファイリングには年齢相当スコアが不可欠 - 「年齢が算出できるか」=「発達的に何歳相当の能力か」という換算
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