第27回 言語聴覚士国家試験 第81問
器質性構音障害第27回
第27回 言語聴覚士国家試験 第81問(器質性構音障害)の正答は 5 です。口蓋形成術後に鼻咽腔閉鎖機能不全があり、軟口蓋が短い症例である。
問題
7歳の女児。口蓋形成術後に鼻咽腔閉鎖機能不全がみられる。軟口蓋が短い。適切な補綴的発音補助装置はどれか。
- 1.口蓋閉鎖床
- 2.軟口蓋栓塞子
- 3.舌接触補助床(PAP)
- 4.軟口蓋挙上装置(PLP)
- 5.バルブ型スピーチエイド ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.7%難問
225人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — バルブ型スピーチエイド
口蓋形成術後に鼻咽腔閉鎖機能不全があり、軟口蓋が短い症例である。短い軟口蓋では挙上だけでは閉鎖できないため、咽頭部に栓子(バルブ)を設けて鼻咽腔の隙間を塞ぐバルブ型スピーチエイドが適切である。選択肢5が正しい。
【各選択肢の解説】
1. 口蓋閉鎖床
❌ 誤り。硬口蓋の瘻孔などを塞ぐ装置で、鼻咽腔閉鎖の補助が目的ではない。正しくは口蓋の瘻孔(残遺孔)を閉鎖するための装置である。
❌ 誤り。硬口蓋の瘻孔などを塞ぐ装置で、鼻咽腔閉鎖の補助が目的ではない。正しくは口蓋の瘻孔(残遺孔)を閉鎖するための装置である。
2. 軟口蓋栓塞子
❌ 誤り。軟口蓋の欠損を塞ぐ装置で、軟口蓋が短い本症例の第一選択ではない。正しくは腫瘍切除後などで軟口蓋そのものが欠損している場合に用いる装置である。
❌ 誤り。軟口蓋の欠損を塞ぐ装置で、軟口蓋が短い本症例の第一選択ではない。正しくは腫瘍切除後などで軟口蓋そのものが欠損している場合に用いる装置である。
3. 舌接触補助床(PAP)
❌ 誤り。舌の運動障害を補い構音・嚥下を助ける装置で、鼻咽腔閉鎖の補助ではない。正しくは口蓋を厚くして舌と口蓋の接触を補う装置で、舌の切除後や舌の運動障害に用いる。
❌ 誤り。舌の運動障害を補い構音・嚥下を助ける装置で、鼻咽腔閉鎖の補助ではない。正しくは口蓋を厚くして舌と口蓋の接触を補う装置で、舌の切除後や舌の運動障害に用いる。
4. 軟口蓋挙上装置(PLP)
❌ 誤り。軟口蓋の長さはあるが挙上が不十分な場合に用いる装置である。正しくは軟口蓋の長さが十分で動きが悪い例に用い、軟口蓋が短い本例には適さない。
❌ 誤り。軟口蓋の長さはあるが挙上が不十分な場合に用いる装置である。正しくは軟口蓋の長さが十分で動きが悪い例に用い、軟口蓋が短い本例には適さない。
5. バルブ型スピーチエイド
✅ 正しい(=正答)。咽頭部のバルブで鼻咽腔の隙間を塞ぎ、短い軟口蓋を補う。
✅ 正しい(=正答)。咽頭部のバルブで鼻咽腔の隙間を塞ぎ、短い軟口蓋を補う。
【試験対策ポイント】
鼻咽腔閉鎖を補う補綴装置は、軟口蓋の状態で選ぶ。軟口蓋に長さはあるが挙上が不十分→軟口蓋挙上装置(PLP)、軟口蓋が短く挙上だけでは閉鎖できない→バルブ型スピーチエイド。PAPは舌、口蓋閉鎖床は瘻孔と、目的の違いを押さえる。
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