第28回 言語聴覚士国家試験 第158問
第28回 言語聴覚士国家試験 第158問(失語症)の正答は 4 です。重度失語症者では言語機能が大きく障害されるため、言語的な応答を多く必要とする検査は正しく評価できない。
- 1.WAB 失語症検査
- 2.標準失語症検査(SLTA)
- 3.ベントン視覚記銘検査
- 4.改訂長谷川式簡易知能評価スケール ✓
- 5.日本版レーヴン色彩マトリックス検査
正答:4番
初回正答率 58.9%標準
129人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
重度失語症者では言語機能が大きく障害されるため、言語的な応答を多く必要とする検査は正しく評価できない。改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)は口頭での質問・応答が中心で、失語の影響を強く受けるため、認知機能を正しく評価することが困難である。選択肢4が該当する。
【各選択肢の解説】
❌ 失語症の評価を目的とする検査で、重度例にも用いられる。
❌ 失語症の評価検査で、重度例の症状把握にも用いられる。
❌ 視覚的な記銘を調べる検査で、言語への依存が比較的少ない。
✅ 正しい評価が困難(=正答)。言語による質問応答が中心のため、失語の影響を強く受ける。
❌ 図形の推論を非言語的に調べる検査で、失語があっても実施しやすい。
【試験対策ポイント】
失語症者の知的機能を評価するには、言語への依存が少ない非言語的検査(レーヴン色彩マトリックス検査など)が適している。HDS-RやMMSEのように口頭応答が中心の検査は、失語があると低く出やすく、知能と言語障害を混同しないよう注意が必要である。
| 検査 | 言語依存 |
|---|---|
| HDS-R・MMSE | 高い |
| レーヴン色彩マトリックス検査 | 低い |
失語症者では、言語障害そのものと、その背後の認知機能を切り分けて評価する視点が欠かせない。HDS-RやMMSEで低得点であっても、それが知的機能の低下を反映しているとは限らず、言語による教示や応答ができないために点が取れていない場合がある。レーヴン色彩マトリックス検査やコース立方体組み合わせテストなど、言語反応を求めない課題を併用して判断することが重要である。
この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。
▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →