STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第17問

臨床歯科医学/口腔外科学第28回
通常最後に萌出するのはどれか。
  1. 1.上顎中切歯
  2. 2.上顎第一大臼歯
  3. 3.上顎第二小臼歯 ✓
  4. 4.下顎中切歯
  5. 5.下顎犬歯

正答:3番

解説
# 第28回 第17問 解説 ■ 正答:**3番 — 上顎第二小臼歯** 永久歯の萌出順序は解剖学的位置と発育段階に基づいており、一般的には下顎が上顎より早く萌出する傾向があります。上顎第二小臼歯は全永久歯の中でも最後に萌出する歯(または最後に近い)であり、通常は10~12歳頃に萌出開始します。一方、他の選択肢はすべてこれより先に萌出するため、「通常最後に萌出するのはどれか」という設問では上顎第二小臼歯が正答となります。 --- ## 【各選択肢の解説】 **1. 上顎中切歯** ❌ 誤り。永久上顎中切歯は約7~8歳で萌出開始し、萌出時期としては比較的早期です。乳歯から永久歯への生え変わりの最初の段階で、第一大臼歯とほぼ同時期に萌出します。 **2. 上顎第一大臼歯** ❌ 誤り。永久上顎第一大臼歯は約6~7歳で萌出開始し、「6歳臼歯」と呼ばれています。乳歯の後ろに萌出する歯で、永久歯の中では最も早い段階で萌出する歯の一つです。 **3. 上顎第二小臼歯** ✅ 正しい。永久上顎第二小臼歯は約10~12歳で萌出開始し、全永久歯の中でも最後に近い萌出時期を示します。親知らず(第三大臼歯)を除くと、最後に萌出する歯です。 **4. 下顎中切歯** ❌ 誤り。永久下顎中切歯は約6~7歳で萌出開始し、むしろ最初期の萌出歯の一つです。下顎は上顎よりも萌出が早い傾向にあります。 **5. 下顎犬歯** ❌ 誤り。永久下顎犬歯は約9~10歳で萌出開始し、比較的早期から中期の萌出です。上顎第二小臼歯よりも早く萌出します。 --- ## 【試験対策ポイント】 **永久歯萌出順序の重要な法則**: | 萌出時期 | 下顎の歯 | 上顎の歯 | |---|---|---| | **最早期(6~7歳)** | 第一大臼歯・中切歯 | 第一大臼歯・中切歯 | | **早期(7~9歳)** | 側切歯・第一小臼歯 | 側切歯・第一小臼歯 | | **中期(9~11歳)** | 犬歯・第二小臼歯 | 犬歯・第二小臼歯 | | **最後期(10~12歳)** | 第二大臼歯 | **第二小臼歯**(最遅) | **解剖学的・生理的背景**: - 下顎は上顎より萌出が約1年早い傾向がある - 小臼歯は前歯と大臼歯の間に位置するため、発育が両者より遅れやすい - **上顎の骨密度は下顎より高いため、同じ歯種でも上顎の方が萌出がやや遅れる**傾向 - 第二小臼歯は永久歯列の完成に必要な最後の歯(親知歯を除く)であり、生理的に発育・萌出が最も遅い **臨床応用**: - **12歳頃までに上顎第二小臼歯が萌出していなければ萌出遅延を疑う**→歯科医師への相談が必要 - 小児の混合
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