PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午前 第41問

理学療法評価学第44回午前

第44回 理学療法士国家試験 午前 第41問(理学療法評価学)の正答は 1・5 です。Danielsらの徒手筋力テストでは「重力に抗する肢位(段階5〜3)」と「重力除去位(段階2以下)」で検査肢位が変わります。

問題
Danielsらの徒手筋力テストを座位で行うのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 肩関節水平外転の段階2
  2. 2. 肩関節水平内転の段階3
  3. 3. 肘関節屈曲の段階1
  4. 4. 肘関節伸展の段階5
  5. 5. 膝関節伸展の段階4

正答:1・5番

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解説
■ 正答:1・5番 — 肩関節水平外転の段階2/膝関節伸展の段階4

Danielsらの徒手筋力テストでは「重力に抗する肢位(段階5〜3)」と「重力除去位(段階2以下)」で検査肢位が変わります。肩関節水平外転の段階2は運動が水平面になるよう座位でテーブル上に上肢を支持して行い、膝関節伸展の段階5〜3は端座位で下腿を下垂させて行います。


【各選択肢の解説】

1. 肩関節水平外転の段階2
✅ 正しい。水平外転の段階5〜3は腹臥位だが、重力除去位となる段階2は座位で肩関節90°外転位とし、前腕をテーブル上に支持して水平面上を動かす。
2. 肩関節水平内転の段階3
❌ 誤り。水平内転の段階5〜3は背臥位で行う。座位になるのは重力除去位である段階2。
3. 肘関節屈曲の段階1
❌ 誤り。肘関節屈曲の段階5〜3は座位だが、段階2・1・0は背臥位で肩関節を90°外転させ、検者が前腕を支えた重力除去位で行う。
4. 肘関節伸展の段階5
❌ 誤り。肘関節伸展の段階5〜3は腹臥位で、肩90°外転・上腕をベッド上に支持し前腕をベッド端から下垂させて行う。座位になるのは段階2。
5. 膝関節伸展の段階4
✅ 正しい。膝関節伸展の段階5〜3は端座位で下腿を下垂させ、大腿遠位部にタオルを当てて行う。段階2は側臥位で行う。

【試験対策ポイント】

MMTの肢位問題は「その運動が重力に逆らう向きか」を考えると解けます。段階5〜3は重力に抗する肢位、段階2以下は運動面が水平になる肢位です。同じ関節でも屈曲と伸展で肢位が逆になる(肘屈曲=座位/肘伸展=腹臥位、水平外転=腹臥位/水平内転=背臥位)点が最頻出のひっかけです。

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