PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第5問

解剖学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第5問(解剖学)の正答は 4・5 です。筋原線維の横紋構造では、明るいI帯の中央をZ帯(Z膜)が横切り、隣り合うZ帯とZ帯の間の区画が収縮の機能単位である筋節(サルコメア)です。

問題
骨格筋の構造で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 筋細胞の細胞膜を筋周膜という。
  2. 2. A帯を明帯という。
  3. 3. A帯は筋収縮時に短縮する。
  4. 4. I帯の中央部にZ帯がある。
  5. 5. Z帯の間を筋節という。

正答:4・5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:4・5番

筋原線維の横紋構造では、明るいI帯の中央をZ帯(Z膜)が横切り、隣り合うZ帯とZ帯の間の区画が収縮の機能単位である筋節(サルコメア)です。


【各選択肢の解説】

1. 筋細胞の細胞膜を筋周膜という。
❌ 誤り。筋細胞(筋線維)の細胞膜は筋鞘(筋形質膜)です。筋周膜は複数の筋線維をまとめた筋束を包む結合組織で、個々の筋線維を包むのが筋内膜、筋全体を包むのが筋外膜です。
2. A帯を明帯という。
❌ 誤り。A帯は複屈折性をもつ暗帯(anisotropic band)で、ミオシンフィラメントが存在する部分です。明帯はI帯(isotropic band)です。
3. A帯は筋収縮時に短縮する。
❌ 誤り。滑走説では、フィラメント自体の長さは変わらず互いに滑り込むためA帯の幅は不変で、短縮するのはI帯とH帯です。
4. I帯の中央部にZ帯がある。
✅ 正しい。I帯はアクチンフィラメントのみの部分で、その中央にアクチンが結合するZ帯があります。
5. Z帯の間を筋節という。
✅ 正しい。Z帯からZ帯までが1筋節で、安静時の長さは約2.0~2.2μmです。

【試験対策ポイント】

横紋構造は暗記の型が決まっています。A帯(暗帯)=ミオシンのある範囲で収縮時も不変/I帯(明帯)=アクチンのみで収縮時に短縮/H帯=A帯中央のミオシンのみの部分で収縮時に短縮/Z帯=I帯の中央/M線=H帯の中央。「収縮で狭くなるのはIとH、変わらないのはA」と覚えます。結合組織の層(筋内膜→筋周膜→筋外膜)と細胞膜(筋鞘)の混同も頻出の引っかけです。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「解剖学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
無料 / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第44回 全問一覧

▶ 解剖学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)