PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午後 第27問

運動療法第45回午後

第45回 理学療法士国家試験 午後 第27問(運動療法)の正答は 2・3 です。Williams体操は腰椎の前弯を減らして椎間孔・脊柱管を広げる屈曲型の腰痛体操です。

問題
Williams体操に含まれているのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 頭位挙上訓練
  2. 2. 腹筋強化訓練
  3. 3. 背筋伸張訓練
  4. 4. 骨盤前傾訓練
  5. 5. 股関節伸展筋伸張訓練

正答:2・3番

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解説
■ 正答:2・3番 — 腹筋強化訓練/背筋伸張訓練

Williams体操は腰椎の前弯を減らして椎間孔・脊柱管を広げる屈曲型の腰痛体操です。柱となるのは腹筋と殿筋の強化、および腰背部(脊柱起立筋)の伸張で、これらにより骨盤を後傾させて腰椎への負荷を減らします。


【各選択肢の解説】

1. 頭位挙上訓練
❌ 誤り。頭頸部を持ち上げる動作は腹筋運動に付随しますが、頸部の運動そのものはWilliams体操の構成要素ではありません。
2. 腹筋強化訓練
✅ 正しい。骨盤後傾を保持するために腹直筋の強化は必須で、背臥位での骨盤傾斜運動や部分的な起き上がり運動として行われます。
3. 背筋伸張訓練
✅ 正しい。両膝を胸に抱え込む運動などで腰背部の脊柱起立筋を伸張し、腰椎前弯を減少させます。
4. 骨盤前傾訓練
❌ 誤り。骨盤前傾は腰椎前弯を増強してしまい、Williams体操の狙いと正反対です。行うのは骨盤後傾訓練です。
5. 股関節伸展筋伸張訓練
❌ 誤り。Williams体操で伸張するのは腰椎前弯を強める股関節屈筋(腸腰筋・大腿直筋)であり、股関節伸展筋である大殿筋はむしろ強化する対象です。

【試験対策ポイント】

腰痛体操は2つの対比で覚える。Williams体操=屈曲型で骨盤を後傾させ、適応は腰部脊柱管狭窄症・変形性脊椎症・脊椎分離すべり症。McKenzie体操=伸展型で骨盤を前傾させ、適応は後方脱出型の椎間板ヘルニア。

Williams体操の要素=腹筋強化・殿筋強化・腰背部伸張・股関節屈筋伸張・スクワット。「腰椎前弯を減らす方向はすべて含む」と押さえれば、骨盤前傾のように前弯を増やす肢はすぐ切れる。

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