第45回 理学療法士国家試験 午後 第44問
義肢装具学第45回午後
第45回 理学療法士国家試験 午後 第44問(義肢装具学)の正答は 1・3 です。特発性側弯症の装具療法は、脊柱の側方彎曲と回旋を三点固定の原理で矯正する体幹装具を用います。
問題
特発性側弯症の装具で適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1. アンダーアームブレイス ✓
- 2. Knight型装具
- 3. Milwaukee装具 ✓
- 4. Steindler型装具
- 5. Williams型装具
正答:1・3番
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解説
■ 正答:1・3番 — アンダーアームブレイス/Milwaukee装具
特発性側弯症の装具療法は、脊柱の側方彎曲と回旋を三点固定の原理で矯正する体幹装具を用います。頂椎がT7〜T8より下ならアンダーアームブレイス(TLSO、Boston装具など)、それより高位ならば頸椎まで支持を伸ばしたMilwaukee装具(CTLSO)が選択されます。
【各選択肢の解説】
1. アンダーアームブレイス
✅ 正しい。腋窩以下を覆う胸腰仙椎装具(TLSO)で、Boston装具が代表です。頂椎がT7〜T8以下の側弯に用い、外観上目立ちにくい利点があります。
✅ 正しい。腋窩以下を覆う胸腰仙椎装具(TLSO)で、Boston装具が代表です。頂椎がT7〜T8以下の側弯に用い、外観上目立ちにくい利点があります。
2. Knight型装具
❌ 誤り。腰仙椎装具(LSO)で、腰痛症や腰椎の術後などに腰椎の前後屈・側屈を制限する目的で用います。側弯の矯正装具ではありません。
❌ 誤り。腰仙椎装具(LSO)で、腰痛症や腰椎の術後などに腰椎の前後屈・側屈を制限する目的で用います。側弯の矯正装具ではありません。
3. Milwaukee装具
✅ 正しい。骨盤帯から頸部リング(後頭・下顎パッド)まで及ぶCTLSOで、高位胸椎に頂椎がある側弯に適応します。側弯装具の代表格です。
✅ 正しい。骨盤帯から頸部リング(後頭・下顎パッド)まで及ぶCTLSOで、高位胸椎に頂椎がある側弯に適応します。側弯装具の代表格です。
4. Steindler型装具
❌ 誤り。腰椎の前弯を制限する腰椎装具で、腰痛症に用いられます。
❌ 誤り。腰椎の前弯を制限する腰椎装具で、腰痛症に用いられます。
5. Williams型装具
❌ 誤り。腰椎の伸展(後屈)を制限する装具で、脊椎分離すべり症や変形性脊椎症に用います。屈曲は制限しません。
❌ 誤り。腰椎の伸展(後屈)を制限する装具で、脊椎分離すべり症や変形性脊椎症に用います。屈曲は制限しません。
【試験対策ポイント】
体幹装具は対象疾患で仕分ける。Milwaukee装具(CTLSO)=高位胸椎カーブの側弯症、アンダーアームブレイス/Boston装具(TLSO)=T7〜T8以下が頂椎の側弯症、Jewett型・Knight-Taylor型(TLSO)=圧迫骨折など胸腰椎の屈曲制限、Knight型・Steindler型(LSO)=腰痛症、Williams型(LSO)=脊椎分離すべり症(伸展制限)。
特発性側弯症は女子に多く、思春期に進行する。Cobb角25〜40度で装具療法、40〜50度以上で手術が目安で、20度未満は経過観察。装具は成長終了(Risser sign 4〜5)まで1日20時間前後の装着が原則。
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