PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午前 第26問

運動療法第46回午前

第46回 理学療法士国家試験 午前 第26問(運動療法)の正答は 4・5 です。腰痛体操の二大巨頭が、腰椎を屈曲させるWilliams体操と、腰椎を伸展させるMcKenzie体操です。

問題
腰痛体操はどれか。2つ選べ。
  1. 1. Böhler体操
  2. 2. Frenkel体操
  3. 3. Klapp体操
  4. 4. McKenzie体操 ✓
  5. 5. Williams体操 ✓

正答:4・5番

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解説
■ 正答:4・5番 — McKenzie体操/Williams体操

腰痛体操の二大巨頭が、腰椎を屈曲させるWilliams体操と、腰椎を伸展させるMcKenzie体操です。残りの3つはいずれも別の疾患(脊椎圧迫骨折・運動失調・脊柱側弯症)に対する体操で、人名体操の使い分けを問う典型問題です。


【各選択肢の解説】

1. Böhler体操
❌ 誤り。脊椎圧迫骨折の保存療法などで背筋(脊柱起立筋)を鍛える伸展体操であり、いわゆる腰痛体操の枠組みでは扱われません。
2. Frenkel体操
❌ 誤り。脊髄癆など深部感覚障害による運動失調に対し、視覚で代償しながら協調性を高める訓練です。
3. Klapp体操
❌ 誤り。脊柱側弯症に対して四つ這い位で脊柱を矯正する体操です。
4. McKenzie体操
✅ 正しい。腰椎伸展運動を中心とする伸展型腰痛体操で、後方へ移動した髄核を前方へ戻し、疼痛を中枢化(centralization)させる考え方に基づきます。
5. Williams体操
✅ 正しい。腹筋強化と骨盤後傾により腰椎前弯を減らす屈曲型腰痛体操です。椎間孔・脊柱管が広がります。

【試験対策ポイント】

屈曲=Williams/伸展=McKenzie の対比で覚えます。腰部脊柱管狭窄症やすべり症のように伸展で症状が悪化する病態にはWilliams型(屈曲)、椎間板ヘルニアで屈曲により症状が悪化する例にはMcKenzie型(伸展)が選ばれます。人名体操はまとめて頻出で、Böhler=脊椎圧迫骨折(背筋強化)・Frenkel=運動失調・Klapp=側弯症(四つ這い)・Codman(振り子)=肩関節周囲炎・Buerger-Allen=末梢循環障害 をセットで押さえておきましょう。

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