PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午後 第34問

理学療法評価学第46回午後

第46回 理学療法士国家試験 午後 第34問(理学療法評価学)の正答は 3 です。Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類でC6BⅢは、長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋に加えて円回内筋・橈側手根屈筋・上腕三頭筋が機能する群です。

問題
Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類C6B3で機能しないのはどれか。
  1. 1. 円回内筋
  2. 2. 上腕二頭筋
  3. 3. 尺側手根伸筋 ✓
  4. 4. 橈側手根屈筋
  5. 5. 長橈側手根伸筋

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 尺側手根伸筋

Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類でC6BⅢは、長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋に加えて円回内筋・橈側手根屈筋・上腕三頭筋が機能する群です。尺側手根伸筋はC7レベル(C7A)で機能する筋なので、C6BⅢでは働きません。


【各選択肢の解説】

1. 円回内筋
✅ 機能する。円回内筋が働くことがC6BⅡの指標であり、それより下位のC6BⅢでも当然機能します。
2. 上腕二頭筋
✅ 機能する。上腕二頭筋(肘屈曲)はC5レベルで機能する筋で、C6群ではすべて保たれています。
3. 尺側手根伸筋
❌ 機能しない。尺側手根伸筋はC7Aの指標筋で、C6BⅢでは機能しません。したがってこれが正答です。
4. 橈側手根屈筋
✅ 機能する。橈側手根屈筋と上腕三頭筋が働くことがC6BⅢの定義そのものです。
5. 長橈側手根伸筋
✅ 機能する。長橈側手根伸筋による手関節背屈が可能になるのがC6BⅠで、それより下位のC6BⅢでも機能します。

【試験対策ポイント】

Zancolli分類のC6の細分は頻出です。C6A=腕橈骨筋のみ(手関節背屈不能)/C6BⅠ=長橈側手根伸筋が機能し手関節背屈可能/C6BⅡ=+短橈側手根伸筋・円回内筋/C6BⅢ=+上腕三頭筋・橈側手根屈筋(プッシュアップが可能となりADLが大きく広がる)/C7A=尺側手根伸筋。C6レベルは「手関節を背屈させると手指が他動的に屈曲する腱固定作用(tenodesis action)で物をつかむ」のが機能的ポイントで、この作用を残すため手指屈筋の過度な伸張は避けます。

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