第49回 理学療法士国家試験 午後 第47問
理学療法評価学第49回午後
第49回 理学療法士国家試験 午後 第47問(理学療法評価学)の正答は 1 です。設問は「誤っているのはどれか」という否定形です。
問題
PEDI(pediatric evaluation of disability inventory)で誤っているのはどれか。
- 1. 4か月児から評価の対象になる。 ✓
- 2. 補助具の使用状況を評価できる。
- 3. 正常発達からの偏差を評価できる。
- 4. 特定のことができる能力を評価する。
- 5. 介護者による援助の状態を評価できる。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 4か月児から評価の対象になる。
設問は「誤っているのはどれか」という否定形です。PEDIの適用年齢は生後6か月から7歳6か月(機能的スキルが7歳6か月の健常児の水準を下回る場合はそれ以上の年齢にも適用可能)であり、「4か月児から」という記述は誤りです。
【各選択肢の解説】
1. 4か月児から評価の対象になる。
❌ 誤り。PEDIの対象年齢は生後6か月〜7歳6か月です。4か月からではありません。
❌ 誤り。PEDIの対象年齢は生後6か月〜7歳6か月です。4か月からではありません。
2. 補助具の使用状況を評価できる。
✅ 正しい。PEDIには「修正(改造)スケール」があり、補助具・自助具や環境の改造をどの程度用いているかを評価できます。
✅ 正しい。PEDIには「修正(改造)スケール」があり、補助具・自助具や環境の改造をどの程度用いているかを評価できます。
3. 正常発達からの偏差を評価できる。
✅ 正しい。基準値標準スコア(normative standard score)により、同年齢の健常児集団と比較した偏りを把握できます。あわせて尺度化スコアで個人内の変化も追えます。
✅ 正しい。基準値標準スコア(normative standard score)により、同年齢の健常児集団と比較した偏りを把握できます。あわせて尺度化スコアで個人内の変化も追えます。
4. 特定のことができる能力を評価する。
✅ 正しい。「機能的スキル」尺度は、197項目について「できる/できない」で能力(capability)を評価します。
✅ 正しい。「機能的スキル」尺度は、197項目について「できる/できない」で能力(capability)を評価します。
5. 介護者による援助の状態を評価できる。
✅ 正しい。「介護者による援助」尺度により、20項目について自立から全介助までの介助量を評価できます。
✅ 正しい。「介護者による援助」尺度により、20項目について自立から全介助までの介助量を評価できます。
【試験対策ポイント】
PEDI(Pediatric Evaluation of Disability Inventory)の構成を整理する。
| 軸 | 内容 |
|---|---|
| 3つの領域 | セルフケア/移動/社会的機能 |
| 3つの尺度 | 機能的スキル(能力)/介護者による援助(介助量)/修正(補助具・環境改造) |
- 対象年齢=生後6か月〜7歳6か月。
- 評価方法は保護者・養育者への面接または質問紙(直接検査ではない)。
- 小児のADL・発達評価の使い分け:
- PEDI=6か月〜7歳6か月、能力+介助量+補助具
- WeeFIM=6か月〜7歳、実際にしているADL(している能力)
- GMFM=脳性麻痺の粗大運動能力の変化を追う
- GMFCS=脳性麻痺の粗大運動能力を5段階に分類
- 遠城寺式・津守式・DENVER II=発達スクリーニング
- 「できる能力(capability)」を測るPEDI・「している状況」を測るWeeFIM、という対比が問われやすい。
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