「てんかんについて正しいのはどれか」の過去問まとめ(理学療法士国家試験・5問)
理学療法士国家試験では「てんかんについて正しいのはどれか」という問い方が、第52回〜第56回のあいだに5回出題されています(「てんかんで正しいのはどれか」という言い回しを含む)。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。
各回で正答になった選択肢(=正しい記述)
- 第56回 午前第100問2. 単純部分発作は意識障害を伴わない。
- 第55回 午前第96問4. 病因は特発性と症候性に分けられる。
- 第54回 午後第97問4. 高齢初発の症候性てんかんの原因疾患としては脳血管障害が最も多い。
- 第52回 午後第89問2. 睡眠不足は発作の誘因である。
- 第52回 午後第99問2. 欠神発作は過換気によって誘発される。
4. 複雑部分発作は側頭葉てんかんに多くみられる。
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第56回 午前第100問(臨床医学)
てんかんについて正しいのはどれか。
- 1. 女性に多い。
- 2. 単純部分発作は意識障害を伴わない。 ✓
- 3. 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。
- 4. 熱性けいれんの半数以上はてんかんに移行する。
- 5. 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。
正答:2
てんかん発作のうち単純部分発作(焦点意識保持発作)は意識が保たれるのが定義です。
第55回 午前第96問(臨床医学)
てんかんで正しいのはどれか。
- 1. 遺伝素因はない。
- 2. 意識障害が必発する。
- 3. 高齢発症は稀である。
- 4. 病因は特発性と症候性に分けられる。 ✓
- 5. 我が国の患者は約10万人と推定されている。
正答:4
てんかんは病因により、明らかな脳病変によらない特発性と、脳腫瘍・外傷・脳卒中など原因のある症候性に分けられます。
第54回 午後第97問(臨床医学)
てんかんで正しいのはどれか。
- 1. 常にけいれんを伴う。
- 2. 発症率は30歳代が70歳代よりも高い。
- 3. West症候群の発症のピークは3〜5歳である。
- 4. 高齢初発の症候性てんかんの原因疾患としては脳血管障害が最も多い。 ✓
- 5. てんかんによる突然死のリスクは、強直間代発作よりも欠神発作の方が高い。
正答:4
てんかんは二峰性に発症し、高齢発症が増加しています。
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第52回 午後第89問(臨床医学)
てんかんについて正しいのはどれか。
- 1. 半数以上が遺伝性である。
- 2. 睡眠不足は発作の誘因である。 ✓
- 3. 年齢とともに発症率が減少する。
- 4. 成人では症候性よりも特発性が多い。
- 5. 発作の持続時間は後遺障害と相関しない。
正答:2
睡眠不足はてんかん発作の重要な誘因であり、多くの患者で発作頻度の増加と関連しています。
第52回 午後第99問(臨床医学)
てんかんについて正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 単純部分発作は意識障害がみられる。
- 2. 欠神発作は過換気によって誘発される。 ✓
- 3. 特発性てんかんは脳の器質的病変が特定できる。
- 4. 複雑部分発作は側頭葉てんかんに多くみられる。 ✓
- 5. 全般発作は発作開始時にてんかん放電が大脳半球の片側にとどまっている。
正答:2・4
欠神発作は3Hz棘徐波を特徴とし、過換気検査で高い確率で誘発されます。
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