OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

「てんかんについて正しいのはどれか」の過去問まとめ(作業療法士国家試験・7問)

作業療法士国家試験では「てんかんについて正しいのはどれか」という問い方が、第51回〜第57回のあいだに7回出題されています(「てんかんで正しいのはどれか」という言い回しを含む)。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。

各回で正答になった選択肢(=正しい記述)

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第57回 午前第43問(臨床医学)

てんかんについて正しいのはどれか。
  1. 1. 不眠はてんかん発作を誘発しやすい。 ✓
  2. 2. 重症度の評価に知能テストが有効である。
  3. 3. てんかん発作時には意識障害が必発である。
  4. 4. West症候群の発症のピークは3〜5歳である。
  5. 5. 特発性てんかんは明らかな脳器質性の原因が認められる。

正答:1

睡眠不足・睡眠障害はてんかん発作の誘発因子として広く知られており、十分な睡眠管理がてんかんの自己管理において重要である。

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第56回 午前第100問(臨床医学)

てんかんについて正しいのはどれか。
  1. 1. 女性に多い。
  2. 2. 単純部分発作は意識障害を伴わない。 ✓
  3. 3. 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。
  4. 4. 熱性けいれんの半数以上はてんかんに移行する。
  5. 5. 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。

正答:2

単純部分発作(単純焦点発作)は大脳の一部の焦点から始まる発作であり、意識は保たれる。

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第55回 午前第96問(臨床医学)

てんかんで正しいのはどれか。
  1. 1. 遺伝素因はない。
  2. 2. 意識障害が必発する。
  3. 3. 高齢発症は稀である。
  4. 4. 病因は特発性と症候性に分けられる。 ✓
  5. 5. 我が国の患者は約10万人と推定されている。

正答:4

てんかんの病因分類は従来から特発性(原因不明・遺伝的素因)と症候性(基礎疾患あり)に大別されてきた(現在はILAEによる新分類も使われるが、国試では従来分類で出題されることが多い)。

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第54回 午後第97問(臨床医学)

てんかんで正しいのはどれか。
  1. 1. 常にけいれんを伴う。
  2. 2. 発症率は30歳代が70歳代よりも高い。
  3. 3. West症候群の発症のピークは3〜5歳である。
  4. 4. 高齢初発の症候性てんかんの原因疾患としては脳血管障害が最も多い。 ✓
  5. 5. てんかんによる突然死のリスクは、強直間代発作よりも欠神発作の方が高い。

正答:4

高齢者における新規発症のてんかん(症候性てんかん)の最多原因は脳血管障害(脳梗塞・脳出血後)であり、次いで認知症・脳腫瘍・頭部外傷の順。

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第52回 午後第89問(臨床医学)

てんかんについて正しいのはどれか。
  1. 1. 半数以上が遺伝性である。
  2. 2. 睡眠不足は発作の誘因である。 ✓
  3. 3. 年齢とともに発症率が減少する。
  4. 4. 成人では症候性よりも特発性が多い。
  5. 5. 発作の持続時間は後遺障害と相関しない。

正答:2

てんかん発作の誘因として睡眠不足・過呼吸・光刺激・飲酒・発熱・ストレスが代表的。

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第52回 午後第99問(臨床医学)

てんかんについて正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 単純部分発作は意識障害がみられる。
  2. 2. 欠神発作は過換気によって誘発される。 ✓
  3. 3. 特発性てんかんは脳の器質的病変が特定できる。
  4. 4. 複雑部分発作は側頭葉てんかんに多くみられる。 ✓
  5. 5. 全般発作は発作開始時にてんかん放電が大脳半球の片側にとどまっている。

正答:2・4

てんかん発作分類:部分発作→片側始まり(単純:意識保持、複雑:意識障害)、全般発作→両側同時(欠神・強直間代・ミオクロニーなど)。

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第51回 午後第40問(臨床医学)

てんかんについて正しいのはどれか。
  1. 1. 単純部分発作では意識障害を伴う。
  2. 2. 複雑部分発作では自動症がみられる。 ✓
  3. 3. 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。
  4. 4. 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。
  5. 5. 認知症をきたす変性疾患がてんかんの原因となることはない。

正答:2

複雑部分発作(焦点意識減損発作)では意識障害を伴い、自動症(automatism:口をもぐもぐする・手をさする等の無目的な反復動作)が特徴的。

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