OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

発達障害作業療法 の一問一答

「発達障害作業療法」の過去問から作った一問一答、全23問1問ずつ出るので、答えだと思う選択肢をタップ→正誤判定と正答・解説が出たら「次へ」で次の問題へ。ぜんぶ正解で100%にできるか挑戦しよう。進捗はこの端末に自動保存されます(まとめて見たいときは「一覧で見る」)。

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第60回 午前第43問✓ 正解
注意欠如・多動症〈注意欠如・多動性障害〉児に認められる作業療法中の行動はどれか。
  1. 1.頻回に離席する。
  2. 2.発作を起こして倒れる。
  3. 3.誇大的な発言が認められる。
  4. 4.作業工程を何回も確認する。
  5. 5.相手の言葉をオウム返しする。

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正答:1 頻回に離席する。

注意欠如・多動症(ADHD)の主要症状は「不注意」「多動性」「衝動性」であり、作業療法中に頻回に離席する行動は多動性・衝動性の典型的な現れである。

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第60回 午前第99問✓ 正解
自閉スペクトラム症〈自閉症スペクトラム障害〉児にみられる特徴はどれか。
  1. 1.表情変化に乏しい。
  2. 2.共感性が豊かである。
  3. 3.図鑑を見るより物語を好む。
  4. 4.想像力を必要とする遊びを好む。
  5. 5.暗黙のルールの理解が良好である。

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正答:1 表情変化に乏しい。

自閉スペクトラム症(ASD)の中核症状は①社会的コミュニケーション・対人交流の困難、②行動・興味・活動の限局した反復的なパターンであり、表情変化の乏しさ(非言語的コミュニケーションの障害)はこの特徴に含まれる。

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第60回 午前第100問✓ 正解
注意欠如・多動症〈注意欠如・多動性障害〉に対する心理社会的治療で適切でないのはどれか。
  1. 1.指示は1つずつ出す。
  2. 2.視覚化した指示を出す。
  3. 3.雑談しながら作業をさせる。
  4. 4.軽微な症状が出ても許容する。
  5. 5.好ましい行動をしたらすぐにほめる。

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正答:3 雑談しながら作業をさせる。

ADHD(注意欠如・多動症)への心理社会的支援では、注意力・集中力を維持しやすい環境設定が重要であり、複数の刺激(雑談+作業)が同時に入ることはADHDの特性(注意散漫・衝動性)を悪化させるため不適切である。

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第60回 午後第46問✓ 正解
作業療法における自閉スペクトラム症〈自閉症スペクトラム障害〉患者への対応で適切なのはどれか。
  1. 1.問題行動に対しては内省を促す。
  2. 2.言葉を省略した短文で指示をする。
  3. 3.こだわりが認められた時は無言で制止する。
  4. 4.導入期には自由度の高い作業活動を用いる。
  5. 5.コミュニケーションの課題にはSSTを用いる。

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正答:5 コミュニケーションの課題にはSSTを用いる。

自閉スペクトラム症(ASD)への作業療法的対応を問う問題です。

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第60回 午後第47問✓ 正解
注意欠如・多動症〈注意欠如・多動性障害〉を強く示唆する患者の発言はどれか。
  1. 1.「今朝、私の脳が溶けて流れ出しました」
  2. 2.「周囲の全てが不気味で、何かが起こりそうで怖いです」
  3. 3.「じっとしているのが苦手で、後先考えずに行動して失敗します」
  4. 4.「まるで映画を見ているような感じで、周囲の景色に現実感がありません」
  5. 5.「検査で異常はないと言われましたが、私は間違いなく末期癌だと思います」

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正答:3 「じっとしているのが苦手で、後先考えずに行動して失敗します」

注意欠如・多動症(ADHD)を強く示唆する発言を選ぶ問題です。

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第59回 午後第6問✓ 正解
8歳の脳性麻痺児が階段昇降時に手すりを必要とし、長距離の歩行や狭い場所を歩くときに介助が必要な場合、GMFCS-Expanded and Revised〈E&R〉のレベルはどれか。
  1. 1.
  2. 2.
  3. 3.
  4. 4.
  5. 5.

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正答:2 Ⅱ

GMFCS-E&R(Gross Motor Function Classification System)のレベルⅡは、手すりを使えば階段昇降可能・長距離や不整地では制限あり・走行やジャンプには制限という特徴を持つ。

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第59回 午後第11問✓ 正解
14歳の女子。強度の弱視(両眼の視力の和が0.04未満、両眼の矯正視力が0.2)で特別支援学校に通っている。日常生活や学校生活において使用しない支援機器はどれか。
  1. 1.遮光眼鏡
  2. 2.罫プレート
  3. 3.プリズム眼鏡
  4. 4.内側黒色の茶碗
  5. 5.コンピューター(タッチパネル画面付き)

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正答:3 プリズム眼鏡

プリズム眼鏡は斜視・複視の矯正や、半側空間無視の視野シフトに用いる補装具であり、弱視の日常生活・学習支援には使用されない。

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第59回 午後第25問✓ 正解
成人期の二次障害で頸椎症性脊髄症を発症しやすい疾患はどれか。
  1. 1.先天性多発性関節拘縮症
  2. 2.アテトーゼ型脳性麻痺
  3. 3.痙直型脳性麻痺
  4. 4.骨形成不全症
  5. 5.分娩麻痺

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正答:2 アテトーゼ型脳性麻痺

アテトーゼ型脳性麻痺では不随意運動による頸椎への繰り返しの機械的ストレスが長年蓄積し、成人期以降に頸椎症性脊髄症(脊髄症・頸髄症)を発症しやすいことが知られている。

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第59回 午後第28問✓ 正解
厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類ステージ7の生活指導で正しいのはどれか。
  1. 1.片手で洗髪動作を行う。
  2. 2.自走式車椅子で移動する。
  3. 3.ソックスエイドを用いる。
  4. 4.上着はかぶりシャツを用いる。
  5. 5.スイッチを使ってパソコン操作をする。

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正答:5 スイッチを使ってパソコン操作をする。

厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類ステージ7は「臥床期:座位保持困難、呼吸機能・嚥下機能障害進行」の段階に相当する最重度。

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第59回 午後第32問✓ 正解
二分脊椎で正しいのはどれか。
  1. 1.上肢障害の合併が多い。
  2. 2.胸椎部に多く出現する。
  3. 3.脊髄髄膜瘤は神経症状が出ない。
  4. 4.移動能力評価はHofferの分類を使う。
  5. 5.脊髄係留症候群の好発年齢は2〜3歳である。

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正答:4 移動能力評価はHofferの分類を使う。

二分脊椎患者の移動能力(歩行能力)はHofferの歩行能力分類(Household Ambulator、Community Ambulatorなど)を用いて評価することが標準的である。

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第59回 午後第42問✓ 正解
小学校高学年の注意欠如・多動性障害で高頻度にみられる症状はどれか。
  1. 1.ケアレスミスが多い。
  2. 2.自分の氏名が書けない。
  3. 3.自ら同級生との接触を避ける。
  4. 4.家庭では普通に話すが学校では発語が乏しい。
  5. 5.忘れ物がないか気になり何度も確認してしまう。

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正答:1 ケアレスミスが多い。

ADHD(注意欠如・多動性障害)の不注意症状としてケアレスミスは小学校高学年でも持続する代表的症状。

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第58回 午前第35問✓ 正解
Down症候群の乳児の保護者に対する指導で最も優先度が低いのはどれか。
  1. 1.関節拘縮の予防法
  2. 2.離乳食の摂食方法
  3. 3.姿勢の安定を促す抱き方
  4. 4.保護者のストレス対処法
  5. 5.児とのコミュニケーションの取り方

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正答:1 関節拘縮の予防法

Down症候群の乳児の保護者への指導では、運動発達促進・哺乳・摂食・コミュニケーション・保護者のメンタルヘルスへの支援が優先される。

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第58回 午前第43問✓ 正解
自閉症スペクトラム障害にみられる行動の特徴として最も適切なのはどれか。
  1. 1.冗談が通じない。
  2. 2.ケアレスミスが多い。
  3. 3.語の途中で区切って読む。
  4. 4.突発的にまばたきを繰り返す。
  5. 5.家ではよく話すが学校では全く話さない。

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正答:1 冗談が通じない。

自閉症スペクトラム障害(ASD)の特徴は社会的コミュニケーションの質的障害であり、字義通りの言語理解・言外の意味の理解困難・冗談やユーモアの理解困難が中核症状の一つ。

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第57回 午後第9問✓ 正解
13歳の男子。現在、Duchenne型筋ジストロフィーのステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による。)。学校生活を送る上で優先的に行う支援はどれか。
  1. 1.歩行器の導入
  2. 2.給食の食形態変更
  3. 3.長下肢装具の導入
  4. 4.電動車椅子の導入
  5. 5.トイレの手すり設置

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正答:4 電動車椅子の導入

Duchenne型筋ジストロフィーのステージ6は「四つ這い移動」の段階で、すでに独立歩行は不可能です。

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第57回 午後第45問✓ 正解
自閉症スペクトラム障害患者が就労継続支援A型事業所を利用する際の作業療法士の対応として適切なのはどれか。
  1. 1.巧緻性が要求される作業を任せる。
  2. 2.事業所での経験を振り返るための面接をする。
  3. 3.事業所内のルールについてはその都度伝える。
  4. 4.利用開始時に苦手な場面から慣らしていく。
  5. 5.利用者同士で行う流れ作業から導入する。

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正答:2 事業所での経験を振り返るための面接をする。

自閉スペクトラム症(ASD)のある方が就労継続支援A型を利用する際には、自己の行動・経験を振り返る力を育てる関わりが重要です。

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第56回 午前第49問✓ 正解
特別支援教育について正しいのはどれか。
  1. 1.軽度知的障害は対象とならない。
  2. 2.特別支援学級は10名以上で編成する。
  3. 3.一人一人の障害レベルによらず標準的な指導を行う。
  4. 4.注意欠如・多動性障害は通級による指導の対象である。
  5. 5.広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)は知的障害を伴う場合のみ対象となる。

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正答:4 注意欠如・多動性障害は通級による指導の対象である。

学校教育法の改正により、ADHDおよびLDは通級による指導の対象疾患として明確に位置づけられている。

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第56回 午前第97問✓ 正解
知的障害がみられうる疾患の中で、皮膚色素沈着(カフェオレ斑)が特徴的なのはどれか。
  1. 1.結節性硬化症
  2. 2.神経線維腫症
  3. 3.ネコ鳴き症候群
  4. 4.Williams症候群
  5. 5.Prader-Willi症候群

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正答:2 神経線維腫症

神経線維腫症(フォン・レックリングハウゼン病・NF1型)はNF1遺伝子変異による常染色体優性疾患であり、カフェオレ斑(café-au-lait macules)が6個以上・直径1.5cm以上みられることが診断基準の一つ。

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第55回 午前第36問✓ 正解
脳性麻痺の痙縮の治療として適切でないのはどれか。
  1. 1.バクロフェン髄腔内投与療法
  2. 2.筋緊張抑制ギプス療法
  3. 3.ステロイド薬経口投与
  4. 4.フェノールブロック
  5. 5.ボツリヌス療法

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正答:3 ステロイド薬経口投与

ステロイド薬の経口投与は脳性麻痺の痙縮治療には適応がない。

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第55回 午前第42問✓ 正解
運動機能の特異的発達障害をもつ児について誤っているのはどれか。
  1. 1.チック症状を伴う。
  2. 2.ボタンかけが苦手である。
  3. 3.ボール遊びが苦手である。
  4. 4.感覚統合訓練が有効である。
  5. 5.特定の技能を直接的に教えることが有効である。

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正答:1 チック症状を伴う。

発達性協調運動障害(DCD:Development Coordination Disorder)では、チック症状は特徴的な随伴症状には含まれない。

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第54回 午前第46問✓ 正解
TEACCHプログラムが対象としているのはどれか。
  1. 1.自閉症
  2. 2.素行障害
  3. 3.選択性緘黙
  4. 4.チック障害
  5. 5.反応性愛着障害

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正答:1 自閉症

TEACCHプログラム(Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Children)は1970年代に米国ノースカロライナ大学で開発された自閉症スペクトラム障害(ASD)に特化…

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第53回 午前第29問✓ 正解
脳性麻痺児の日常生活における手指操作能力を分類するための尺度はどれか。
  1. 1.GMFM
  2. 2.JASPER〈Japanese assessment set for pediatric rehabilitation〉
  3. 3.K-ABC
  4. 4.MACS
  5. 5.PEDI

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正答:4 MACS

MACS(Manual Ability Classification System)は、脳性麻痺児の日常生活における手指操作能力を5段階(レベルⅠ〜Ⅴ)で分類する尺度。

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第53回 午後第93問✓ 正解
我が国におけるメタボリックシンドロームの診断基準に含まれないのはどれか。
  1. 1.中性脂肪
  2. 2.空腹時血糖
  3. 3.収縮期血圧
  4. 4.ウエスト周囲径
  5. 5.LDLコレステロール

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正答:5 LDLコレステロール

我が国のメタボリックシンドローム診断基準(日本内科学会等8学会合同)は、ウエスト周囲径に加え、脂質異常(中性脂肪・HDLコレステロール)、血圧(収縮期・拡張期)、血糖(空腹時)を基準とする。

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第52回 午後第21問✓ 正解
作業療法に関する歴史において誤っているのはどれか。
  1. 1.Adolf Meyerは感覚統合療法を提唱した。
  2. 2.呉秀三は欧州における作業の効果を紹介した。
  3. 3.Philippe Pinelは精神病者を拘束的環境から解放した。
  4. 4.昭和40年に理学療法士及び作業療法士法が制定された。
  5. 5.自立生活〈IL〉運動は患者の自己決定権尊重をもたらした。

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正答:1 Adolf Meyerは感覚統合療法を提唱した。

Adolf Meyerは「作業療法の哲学」を提唱した人物。

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