PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

神経疾患理学療法 の一問一答

「神経疾患理学療法」の過去問から作った一問一答、全60問1問ずつ出るので、答えだと思う選択肢をタップ→正誤判定と正答・解説が出たら「次へ」で次の問題へ。ぜんぶ正解で100%にできるか挑戦しよう。進捗はこの端末に自動保存されます(まとめて見たいときは「一覧で見る」)。

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第60回 午前第6問✓ 正解
6歳の男児。1年前から歩行時の転倒が頻回にみられるようになったため病院を受診し、遺伝子検査でDuchenne型筋ジストロフィーと診断された。四肢体幹筋は萎縮しており、MMTで両側下肢の近位筋が2、遠位筋が3である。屋内は四つ這いで移動し、小学校の普通学級に車椅子で通学している。機能障害度(厚生省筋萎縮症研究班)のステージで正しいのはどれか。
  1. 1.ステージ4
  2. 2.ステージ5
  3. 3.ステージ6
  4. 4.ステージ7
  5. 5.ステージ8

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正答:2 ステージ5

厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類では、ステージ5は「四つ這い移動」の段階。

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第60回 午前第15問✓ 正解
64歳の男性。バイク走行中に転倒し、救命救急センターへ搬入された。救急外来到着時の頸椎単純CT(別冊No.2)を別に示す。頸椎脱臼骨折と診断され、同日手術が施行された。術後、四肢麻痺と肛門周囲の感覚脱失を認め、Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類C6B1完全麻痺の頸髄損傷と診断された。目標として設定する動作で最も適切なのはどれか。
  1. 1.起き上がり動作
  2. 2.屋内平地での車椅子駆動
  3. 3.電動車椅子を用いた移動
  4. 4.側方アプローチの移乗動作
  5. 5.床から車椅子への移乗動作

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正答:1 起き上がり動作

別冊CTは頸椎脱臼骨折を示す。

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第60回 午前第25問✓ 正解
6〜12歳におけるGMFCSレベルと動作能力の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1.Ⅰ ── 階段で手すり使用
  2. 2.Ⅱ ── 装具なしで歩行
  3. 3.Ⅲ ── 不整地の歩行
  4. 4.Ⅳ ── 通常の椅子で座位保持
  5. 5.Ⅴ ── 四つ這い移動可能

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正答:2 Ⅱ ── 装具なしで歩行

GMFCS(粗大運動能力分類システム)は脳性麻痺の粗大運動を5段階で示す。

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第60回 午前第43問✓ 正解
脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン2018に示されている集中リハビリテーションの転帰指標はどれか。
  1. 1.SARA
  2. 2.筋力
  3. 3.咳嗽力
  4. 4.深部感覚
  5. 5.関節可動域

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正答:1 SARA

脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン2018では、集中リハビリテーションの効果を示す転帰指標として運動失調の重症度評価であるSARAが用いられている。

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第60回 午後第6問✓ 正解
5歳の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺である。背臥位で図のような姿勢を示す。影響しているのはどれか。
  1. 1.Moro反射
  2. 2.陽性支持反射
  3. 3.緊張性迷路反射
  4. 4.対称性緊張性頸反射
  5. 5.非対称性緊張性頸反射

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正答:5 非対称性緊張性頸反射

図は背臥位で頭部が一側を向き、顔の向く側の上肢が伸展、後頭側の上肢が屈曲した「フェンシング肢位」を示します。

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第60回 午後第11問✓ 正解
70歳の男性。Parkinson病。Hoehn & Yahrの重症度分類ステージⅢ。歩行時にたびたびすくみ足や小刻み歩行からの突進を生じる。この患者の歩行練習で適切なのはどれか。
  1. 1.直線上を継ぎ足歩行する。
  2. 2.できるだけ歩行速度を上げる。
  3. 3.簡単な計算をしながら歩行する。
  4. 4.等間隔の線を踏みながら歩行する。
  5. 5.足首に重錘バンドをつけて歩行する。

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正答:4 等間隔の線を踏みながら歩行する。

Parkinson病のすくみ足・小刻み歩行には、床の線や音などの外的刺激で歩行リズムを与える「キュー(cue)」が有効です。

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第60回 午後第12問✓ 正解
58歳の男性。胸髄の脊髄腫瘍摘出術後、両下肢に明らかな運動麻痺、表在感覚障害はないが、深部感覚に重度鈍麻がみられた。開眼すると立位保持可能だが、閉眼するとふらついて倒れそうになる。また、歩行時にもふらつきがあり、踵打歩行が認められる。運動療法で適切なのはどれか。
  1. 1.Buerger体操
  2. 2.Codman体操
  3. 3.Frenkel体操
  4. 4.Klapp体操
  5. 5.Williams体操

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正答:3 Frenkel体操

深部感覚障害により閉眼でふらつき、踵打歩行を示す感覚性運動失調です。

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第60回 午後第19問✓ 正解
62歳の男性。転倒し前額部を強打し、脊髄損傷と診断された。受傷後3日目のkey muscleのMMTは両側三角筋4、肘屈筋5、肘伸筋2、手関節背屈筋3、中指末節屈筋0、小指外転筋0、下肢筋0。両側乳頭部以下の触覚と痛覚は脱失。肛門の随意収縮と感覚は保たれていた。この患者のASIA機能障害尺度[ASIA Impairment Scale〈AIS〉]はどれか。
  1. 1.A
  2. 2.B
  3. 3.C
  4. 4.D
  5. 5.E

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正答:2 B

肛門の随意収縮・感覚(仙髄機能)が保たれているため完全損傷(AIS A)は否定され、最下位仙髄まで感覚は残存。

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第60回 午後第25問✓ 正解
短下肢装具で自立歩行が可能な二分脊椎児。該当する機能残存レベルの上限はどれか。
  1. 1.L2
  2. 2.L3
  3. 3.L4
  4. 4.L5
  5. 5.S1

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正答:3 L4

二分脊椎では機能残存レベルにより移動能力が決まります。

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第60回 午後第31問✓ 正解
Down症候群に特徴的な二次障害はどれか。
  1. 1.体幹の側弯
  2. 2.股関節の脱臼
  3. 3.足部の内反変形
  4. 4.環軸関節の亜脱臼
  5. 5.膝関節の屈曲拘縮

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正答:1・2・4 体幹の側弯 / 股関節の脱臼 / 環軸関節の亜脱臼

Down症候群は21トリソミーによる全身性の筋緊張低下と関節弛緩を特徴とし、二次障害として側弯・股関節脱臼・環軸関節亜脱臼などの不安定性に関連した問題が生じやすくなります。

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第60回 午後第44問✓ 正解
神経筋疾患と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1.Guillain-Barré症候群 ―――― Böhler体操
  2. 2.筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉―― 重錘を装着した歩行練習
  3. 3.ジストニア ―――――――――― 筋電図バイオフィードバック
  4. 4.重症筋無力症 ――――――――― 漸増抵抗運動
  5. 5.多発性硬化症 ――――――――― 交代浴

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正答:3 ジストニア ―――――――――― 筋電図バイオフィードバック

ジストニアは不随意の持続的筋収縮による異常姿勢・運動を呈し、過活動している筋を自覚・抑制する手段として筋電図バイオフィードバックが用いられます。

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第60回 午後第48問✓ 正解
Wernicke-Mann肢位の特徴で正しい組合せはどれか。
  1. 1.肩関節 ――― 外転位
  2. 2.肘関節 ――― 伸展位
  3. 3.手指 ――― 伸展位
  4. 4.膝関節 ――― 伸展位
  5. 5.足関節 ――― 背屈位

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正答:4 膝関節 ――― 伸展位

Wernicke-Mann肢位は脳卒中片麻痺で典型的にみられる痙性姿勢で、上肢は屈曲・下肢は伸展のパターンをとります。

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第59回 午前第14問✓ 正解
6歳の男児。二分脊椎。歩行時の様子を図に示す。予測される Sharrard の分類の上限はどれか。
  1. 1.Ⅰ群
  2. 2.Ⅱ群
  3. 3.Ⅲ群
  4. 4.Ⅳ群
  5. 5.Ⅴ群

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正答:2 Ⅱ群

二分脊椎患者の歩行能力はSharrardの分類で評価されます。

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第59回 午前第18問✓ 正解
74歳の女性。脳梗塞による左片麻痺。発症後3か月。平行棒内立位保持練習では重心が左側に偏り、平行棒に骨盤が寄りかかるような姿勢を呈する。この症状を改善するための理学療法で正しいのはどれか。
  1. 1.骨盤を左から右方向へ押す。
  2. 2.右上肢で前方向へのリーチ運動を行わせる。
  3. 3.前方に鏡を置き立位姿勢の傾きを認識させる。
  4. 4.左下肢に膝装具を装着し立位保持練習を行う。
  5. 5.レイミステ現象を利用して左股関節内転筋を強化する。

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正答:3 前方に鏡を置き立位姿勢の傾きを認識させる。

脳梗塞患者の半側空間無視や姿勢認識障害に対しては、視覚フィードバックを利用した認識の改善が有効です。

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第59回 午前第43問✓ 正解
Parkinson病の治療で適切でないのはどれか。
  1. 1.リズム刺激
  2. 2.ドパミン作動薬
  3. 3.脳深部刺激療法
  4. 4.経頭蓋磁気刺激法
  5. 5.ボツリヌス毒素療法

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正答:5 ボツリヌス毒素療法

ボツリヌス毒素療法はParkinson病の一次治療ではなく、限定的な適応となります。

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第59回 午後第5問✓ 正解
51歳の女性。突然の意識障害で急性期病院に搬入された。意識レベルはJCSⅢ-200。血圧182/102 mmHg。心拍数72/分。項部硬直は陽性。発症時の頭部CT(別冊No. 1)を別に示す。その後、急性期病院で2週間の保存的治療を受け、回復期リハビリテーション病院に転院した。転院後、徐々に自発性低下、行動異常および頻回な転倒を認めた。転院してから約2週後の頭部CT(別冊No. 2)を別に示す。考えられる他の特徴的な症状はどれか。
  1. 1.下痢
  2. 2.発熱
  3. 3.血圧上昇
  4. 4.視野障害
  5. 5.排尿障害

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正答:5 排尿障害

本症例は、くも膜下出血後の急性水頭症を経て、脳室拡大による正常圧水頭症(NPH)への進行が疑われます。

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第59回 午後第9問✓ 正解
60歳の男性。パーキンソニズムで、すくみ足を認める。メトロノームを用いた歩行練習により、10m歩行において、歩行率が120歩/分、歩行速度が0.8m/秒に改善した。平均的な歩幅はどれか。
  1. 1.30cm
  2. 2.35cm
  3. 3.40cm
  4. 4.45cm
  5. 5.50cm

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正答:3 40cm

歩行速度と歩行率から歩幅を算出する問題です。

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第59回 午後第12問✓ 正解
58歳の男性。半年前から両手の筋萎縮に気付き、最近しゃべりにくさを自覚するようになった。体重は半年で70kgから60kgに減少。MMTは両上肢の近位筋が2、遠位筋が4、両下肢が4。四肢の腱反射は亢進。舌の萎縮が認められるが明らかな嚥下障害はない。肺機能検査で%肺活量は95%。動脈血ガス分析はPaO₂:90 Torr、PaCO₂:40 Torrであった。現時点で最も適切な対応はどれか。
  1. 1.BFOの導入
  2. 2.胃瘻造設術の施行
  3. 3.気管切開術の施行
  4. 4.電動車椅子の導入
  5. 5.在宅酸素療法の導入

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正答:1 BFOの導入

本症例はALS(筋萎縮性側索硬化症)と考えられ、現時点では肺機能が保たれており呼吸管理は不要ですが、構音障害が出現しているため、代替コミュニケーション手段であるBFO(Brain-Computer Interface)やその他の支援機器の導入が最優先です。

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第59回 午後第13問✓ 正解
20歳の男性。脊髄損傷。プッシュアップ動作を図に示す。この動作が獲得可能な最も高位の機能残存レベルはどれか。
  1. 1.C4
  2. 2.C5
  3. 3.C6
  4. 4.C7
  5. 5.C8

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正答:3 C6

プッシュアップ動作は、肩関節の屈曲・内転、肘関節の伸展を主とする動作です。

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第59回 午後第15問✓ 正解
5歳の女児。脳性麻痺による痙直型両麻痺。屋内での主な移動は車椅子で、監視下でPCW〈postural control walker〉を用いた歩行練習をしている。この児に対する動作指導で最も適切なのはどれか。
  1. 1.割座保持
  2. 2.補助具なしでの歩行
  3. 3.立位保持装置での立位
  4. 4.バニーホッピングでの移動
  5. 5.膝立ち位でのキャッチボール

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正答:5 膝立ち位でのキャッチボール

痙直型両麻痺で PCW による歩行練習中の児に対しては、現在の機能レベルに合わせた段階的な動作指導が必要です。

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第59回 午後第17問✓ 正解
85歳の男性。急性発症2日目の脳梗塞に対して、積極的に離床を行ってもよいのはどの場合か。2つ選べ。
  1. 1.呼吸数40/分
  2. 2.心拍数80/分
  3. 3.神経症状の増悪
  4. 4.平均血圧65 mmHg以上
  5. 5.RASS〈Richmond Agitation Sedation Scale〉-3

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正答:2・4 心拍数80/分 / 平均血圧65 mmHg以上

急性期脳梗塞患者の離床は、バイタルサインが安定していることが必須条件です。

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第59回 午後第23問✓ 正解
運動制御における内部モデル形成で重要な役割をもつ中枢神経系はどれか。
  1. 1.小脳
  2. 2.中脳
  3. 3.視床下部
  4. 4.大脳皮質
  5. 5.大脳辺縁系

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正答:1 小脳

小脳は運動の学習と適応に必須の器官であり、予測的な内部モデル形成において中枢的な役割を担っています。

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第59回 午後第24問✓ 正解
軽度の片麻痺患者が車椅子から床へ移乗する手順で誤っているのはどれか。
  1. 1.車椅子のブレーキを確認する。
  2. 2.殿部を座面の前方に移動する。
  3. 3.非麻痺側の足部を十分後方に引く。
  4. 4.上体を前傾させて麻痺側の膝を床につく。
  5. 5.床に膝をついた側の殿部を接地させて回転するように着座する。

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正答:4 上体を前傾させて麻痺側の膝を床につく。

片麻痺患者の安全な移乗には、非麻痺側(健側)の強い筋力を活用することが重須です。

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第59回 午後第33問✓ 正解
Brunnstrom法ステージⅣの判定基準で正しいのはどれか。
  1. 1.座位で肩関節90度外転が可能
  2. 2.肘関節伸展位で肩関節90度屈曲し前腕の回内外が可能
  3. 3.手指で対向つまみが可能
  4. 4.座位で下腿部の内外旋が可能
  5. 5.座位で踵接地での足関節背屈が可能

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正答:5 座位で踵接地での足関節背屈が可能

Brunnstrom法ステージⅣは回復中期の段階で、基本的な動作パターンから分離した個別動作が可能になり始める時期です。

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第59回 午後第37問✓ 正解
痙直型脳性麻痺児の陽性徴候はどれか。
  1. 1.運動麻痺
  2. 2.感覚障害
  3. 3.共同運動
  4. 4.筋力低下
  5. 5.巧緻運動障害

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正答:3 共同運動

痙直型脳性麻痺における陽性徴候とは、中枢神経損傷により新たに出現する過剰な神経活動です。

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第59回 午後第39問✓ 正解
寛解期にある多発性硬化症に対する理学療法の禁忌はどれか。
  1. 1.他動的な関節可動域練習
  2. 2.中等度強度の有酸素運動
  3. 3.低強度の筋力増強練習
  4. 4.電気刺激療法
  5. 5.温熱療法

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正答:5 温熱療法

多発性硬化症(MS)患者では、体温上昇により神経伝導障害が悪化し症状が増悪する「ウートフ現象」が起こるため、温熱療法は禁忌です。

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第59回 午後第40問✓ 正解
末梢神経障害による感覚障害に伴う運動失調の治療法で適切でないのはどれか。
  1. 1.重錘負荷
  2. 2.弾性緊縛帯
  3. 3.電気刺激療法
  4. 4.姿勢鏡を用いた立位練習
  5. 5.歩行補助具を用いた歩行練習

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正答:3 電気刺激療法

末梢神経障害による感覚障害では、固有感覚の喪失が運動失調を引き起こします。

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第59回 午後第46問✓ 正解
NICU入室中の低緊張児に対する理学療法で優先順位が低いのはどれか。
  1. 1.装具療法
  2. 2.運動発達指導
  3. 3.呼吸理学療法
  4. 4.ポジショニング
  5. 5.保護者への育児指導

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正答:1 装具療法

NICU入室中の低緊張児に対しては、生命維持管理と発達支援が最優先です。

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第58回 午前第4問✓ 正解
NICUに入院中の低出生体重児。在胎週数30週。腹臥位での姿勢を図に示す。この児に対するポジショニングとして適切な肢位はどれか。2つ選べ。
  1. 1.頭部伸展位
  2. 2.体幹伸展位
  3. 3.肩甲帯前方突出位
  4. 4.肩関節外転位
  5. 5.股関節内外転中間位

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正答:3・5 肩甲帯前方突出位 / 股関節内外転中間位

在胎30週の低出生体重児は伸展優位の姿勢をとりやすい。

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第58回 午前第11問✓ 正解
頸髄損傷者の起き上がり動作を図に示す。Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類における最も上位の機能残存レベルはどれか。
  1. 1.C5A
  2. 2.C5B
  3. 3.C6A
  4. 4.C6BⅡ
  5. 5.C7A

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正答:4 C6BⅡ

図は上肢を後方について体幹を押し上げる起き上がり動作を示す。

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第58回 午前第12問✓ 正解
5歳6か月の男児。脳性麻痺。歩行補助具を用いず屋外歩行が可能であるが、階段昇降時は手すりを必要とする。GMFCSのレベルはどれか。
  1. 1.
  2. 2.
  3. 3.
  4. 4.
  5. 5.

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正答:2 Ⅱ

GMFCS(粗大運動能力分類システム)は脳性麻痺児の粗大運動を5段階で分類する。

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第58回 午前第15問✓ 正解
67歳の男性。Parkinson病。発症後5年経過。Hoehn & Yahrの重症度分類ステージⅢ。四肢に中等度の筋強剛を認めるが、筋力や関節可動域に明らかな問題はない。歩行場面では、開始後しばらくして小刻み歩行で小走りとなり、会話しながらだとそれが顕著となる。腰掛けるために椅子に近づくと、すくみ足がみられる。この患者の歩行障害への対応で適切なのはどれか。
  1. 1.狭い場所を歩く。
  2. 2.直線上を継ぎ足で歩く。
  3. 3.長下肢装具を用いて歩く。
  4. 4.認知課題を追加しながら歩く。
  5. 5.リズミカルな繰り返しの聴覚刺激を用いて歩く。

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正答:5 リズミカルな繰り返しの聴覚刺激を用いて歩く。

Parkinson病の小刻み歩行・すくみ足には外的手がかり(cue)が有効である。

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第58回 午前第35問✓ 正解
脊髄損傷で異所性化骨の好発部位はどれか。
  1. 1.肩関節
  2. 2.肘関節
  3. 3.手関節
  4. 4.股関節
  5. 5.足関節

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正答:4 股関節

脊髄損傷後の異所性化骨(異所性骨化)は、麻痺域の大関節周囲に生じやすく、股関節が最も好発します。

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第58回 午前第42問✓ 正解
摂食嚥下障害の病態と手技の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1.鼻咽腔の閉鎖不全 ── Shaker(シャキア)法
  2. 2.梨状窩の食物残留 ── うなずき嚥下
  3. 3.喉頭蓋谷の食物残留 ── 横向き嚥下
  4. 4.食道入口部の開大不全 ── Mendelsohn 手技
  5. 5.舌骨上筋群の筋力低下 ── 輪状咽頭筋バルーン拡張法

▼ 答えだと思う選択肢をタップ

正答:4 食道入口部の開大不全 ── Mendelsohn 手技

Mendelsohn(メンデルゾーン)手技は嚥下時の喉頭挙上を意識的に延長・保持させる手技で、食道入口部(上部食道括約筋)の開大を促進します。

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第58回 午前第45問✓ 正解
Guillain-Barré症候群の治療で正しいのはどれか。
  1. 1.ステロイド投与が第一選択である。
  2. 2.筋力低下の進行期には関節可動域練習より筋力増強運動を優先する。
  3. 3.人工呼吸管理の場合、早期から胸郭ストレッチを行う。
  4. 4.筋力低下の進行が停止すれば、早期から漸増抵抗運動を開始する。
  5. 5.約半数が発症6か月後の歩行障害に長下肢装具を必要とする。

▼ 答えだと思う選択肢をタップ

正答:3 人工呼吸管理の場合、早期から胸郭ストレッチを行う。

Guillain-Barré症候群(GBS)で人工呼吸管理を要する重症例では、胸郭可動性の低下や呼吸器合併症を防ぐため、早期から胸郭ストレッチや呼吸理学療法を行うことが適切です。

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第58回 午後第10問✓ 正解
67歳の男性。両下肢に脊髄後索性運動失調がみられる。座位で図のように床に記された複数の足形に対し、目で確認しながら自身の足を移動するよう指示した。この運動はどれか。
  1. 1.Böhler体操
  2. 2.Buerger-Allen体操
  3. 3.Frenkel体操
  4. 4.McKenzie体操
  5. 5.Williams体操

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正答:3 Frenkel体操

床に記した足形に目で確認しながら足を合わせる運動は、視覚を利用して運動失調を代償・改善するFrenkel体操です。

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第58回 午後第11問✓ 正解
80歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。Brunnstrom法ステージは上肢Ⅱ、下肢Ⅲ。下肢の随意運動は分離運動がわずかに認められる程度である。歩行はT字杖と短下肢装具を使用して自宅内移動が可能である。ADL指導で最も適切なのはどれか。
  1. 1.ベッド上で起き上がる
  2. 2.低い段を昇る
  3. 3.低い段を降りる
  4. 4.ズボンを履く
  5. 5.浴槽に入る

▼ 答えだと思う選択肢をタップ

正答:1 ベッド上で起き上がる

Brunnstrom上肢Ⅱ・下肢Ⅲの重度片麻痺で、麻痺の分離運動はわずかです。

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第58回 午後第17問✓ 正解
44歳の女性。3年前に全身型重症筋無力症と診断され、拡大胸腺摘出術を受けた。現在ステロイド内服治療を継続し、定期的にγグロブリン大量静注療法を受けている。この患者の理学療法で正しいのはどれか。
  1. 1.血清CK値を指標に運動量を調整する。
  2. 2.筋力増強には過用に注意し漸増負荷で実施する。
  3. 3.筋緊張亢進に対してボツリヌス毒素療法を考慮する。
  4. 4.クリーゼのときには閉塞性換気障害を念頭に入れる。
  5. 5.体温上昇で神経症状が増悪するため環境温に注意する。

▼ 答えだと思う選択肢をタップ

正答:2 筋力増強には過用に注意し漸増負荷で実施する。

重症筋無力症は神経筋接合部の障害で易疲労性が特徴です。

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第58回 午後第44問✓ 正解
脊髄小脳変性症患者の四つ這いでのバランス練習で最も難易度が高いのはどれか。
  1. 1.一側下肢挙上
  2. 2.一側上肢挙上
  3. 3.対側上下肢挙上
  4. 4.同側上下肢挙上
  5. 5.四つ這い位保持

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正答:4 同側上下肢挙上

脊髄小脳変性症(失調症)患者の四つ這いバランス練習では、支持基底面が最も狭く、重心が支持側から外れやすい肢位ほど難易度が高くなります。

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第58回 午後第82問✓ 正解
脳卒中患者の歩行自立と関連が最も少ないのはどれか。
  1. 1.半側空間無視
  2. 2.両側性片麻痺
  3. 3.深部覚障害
  4. 4.注意障害
  5. 5.失語症

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正答:5 失語症

歩行自立には運動麻痺・感覚・バランス・注意・空間認知が直接関与します。

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第58回 午後第83問✓ 正解
頸髄損傷完全麻痺(第6頸髄節まで機能残存)の上肢機能で可能なのはどれか。2つ選べ。
  1. 1.小指の外転
  2. 2.母指の内転
  3. 3.手関節の背屈
  4. 4.肘関節の屈曲
  5. 5.中指 DIP 関節の屈曲

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正答:3・4 手関節の背屈 / 肘関節の屈曲

C6レベルまで機能残存では、長橈側手根伸筋(C6)による手関節背屈と、上腕二頭筋・腕橈骨筋(C5〜C6)による肘関節屈曲が可能です。

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第57回 午前第7問✓ 正解
28歳の男性。脊髄完全損傷。両側に長下肢装具を使用し、平行棒内歩行練習を行っている。歩行パターンを図に示す。機能残存レベルはどれか。
  1. 1.Th1
  2. 2.Th6
  3. 3.Th12
  4. 4.L4
  5. 5.S1

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正答:3 Th12

両側長下肢装具で平行棒内歩行を行う図は、骨盤帯なしのKAFOで大振り歩行(swing-through)または小振り歩行が可能なパターンです。

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第57回 午前第15問✓ 正解
脊髄損傷患者のトランスファーボードを用いたベッドから車椅子への移乗動作を図に示す。この動作を獲得目標とする機能残存レベルはどれか。
  1. 1.C4
  2. 2.C5
  3. 3.C6
  4. 4.C7
  5. 5.C8

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正答:3 C6

トランスファーボードを用いたベッド⇔車椅子移乗を獲得目標とするレベルを問う問題です。

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第57回 午前第16問✓ 正解
12歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢで、立位では図のような姿勢を示す。治療方針として優先されるのはどれか。
  1. 1.長下肢装具を作製する。
  2. 2.体幹筋の同時収縮を促す。
  3. 3.選択的後根切断術を検討する。
  4. 4.歩行練習での介助量を減らす。
  5. 5.上肢での支持能力を向上させる。

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正答:2 体幹筋の同時収縮を促す。

脳性麻痺痙直型両麻痺・GMFCSレベルIIIで、立位では体幹を前傾し台に上肢でもたれかかる不安定な姿勢を示します。

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第57回 午前第22問✓ 正解
歩行導入初期における運動学習の方法として適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 1.ハンドリングを行う。
  2. 2.休憩を入れずに練習する。
  3. 3.踵接地の練習を繰り返し行う。
  4. 4.後ろ歩きや横歩きの練習を取り入れる。
  5. 5.フィードバックを与える頻度は少なくする。

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正答:1・3 ハンドリングを行う。 / 踵接地の練習を繰り返し行う。

歩行導入初期の運動学習として適切なものを選びます。

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第57回 午前第40問✓ 正解
脳卒中後のPusher現象について誤っているのはどれか。
  1. 1.右半球損傷に多い。
  2. 2.垂直判断の障害が関係する。
  3. 3.身体軸が非麻痺側に傾斜する。
  4. 4.座位だけでなく立位でも認められる。
  5. 5.端座位で体幹を正中位に近づけると非麻痺側の股関節が外旋する。

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正答:3 身体軸が非麻痺側に傾斜する。

Pusher現象は身体が麻痺側へ傾斜し、非麻痺側上下肢で床を押して麻痺側へ倒れようとする状態です。

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第57回 午前第42問✓ 正解
急性期の肩手症候群への理学療法として正しいのはどれか。
  1. 1.CI療法
  2. 2.Codman体操
  3. 3.肩関節周囲筋の再教育
  4. 4.BFOによる良肢位の保持
  5. 5.肩関節周囲筋の積極的な他動伸張運動

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正答:3 肩関節周囲筋の再教育

肩手症候群(CRPS)急性期は疼痛・腫脹が強く、過度な刺激は症状を増悪させます。

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第57回 午前第44問✓ 正解
脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)患者で自立が最も困難なのはどれか。
  1. 1.自動車の運転
  2. 2.車椅子のキャスター上げ
  3. 3.車椅子で5cmの段差昇降
  4. 4.床面から車椅子への乗り移り
  5. 5.ベッドから車椅子までの側方移乗

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正答:4 床面から車椅子への乗り移り

C7まで機能残存の脊髄損傷では、上腕三頭筋が働きプッシュアップが可能になり多くのADLが自立します。

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第57回 午前第48問✓ 正解
認知症患者の運動療法を行うときの対応として適切でないのはどれか。
  1. 1.肯定語で指示する。
  2. 2.患者のペースに合わせる。
  3. 3.同じ動作を繰り返し実施する。
  4. 4.運動を拒否しても説得して行う。
  5. 5.日常慣れ親しんだ動作を利用する。

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正答:4 運動を拒否しても説得して行う。

認知症患者では本人の意思や安心感を尊重した関わりが基本です。

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第57回 午後第15問✓ 正解
6歳の女児。顕在性二分脊椎。機能残存レベルは第4腰髄である。歩行練習の実施方法で適切なのはどれか。
  1. 1.靴型装具を使用する。
  2. 2.短下肢装具と杖を併用する。
  3. 3.短下肢装具のみを使用する。
  4. 4.長下肢装具と杖を併用する。
  5. 5.骨盤帯付き長下肢装具と歩行器を併用する。

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正答:2・3 短下肢装具と杖を併用する。 / 短下肢装具のみを使用する。

二分脊椎で機能残存レベルが第4腰髄(L4)の場合、股関節屈曲・内転と膝伸展(大腿四頭筋)が保たれ、足関節背屈も一部可能です。

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第57回 午後第17問✓ 正解
64歳の女性。右利き。脳梗塞。約1か月前に左大脳に発症。現在は聴覚理解に問題はないが、発語は非流暢かつ緩徐である。話す言葉の量は少なく、発語の際には多大な努力を要している。四肢の麻痺はみられない。この患者への対応として正しいのはどれか。
  1. 1.患者の話す内容が文法的に誤っていれば医療者が即座に細かく修正する。
  2. 2.患者が「はい」「いいえ」で答えることができるように質問する。
  3. 3.医療者が口頭で説明をするときにはジェスチャーを交える。
  4. 4.コミュニケーションエイドを導入する。
  5. 5.患者にメモをとるように指導する。

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正答:2 患者が「はい」「いいえ」で答えることができるように質問する。

左大脳病変・非流暢で努力性の発話・聴覚理解は良好という特徴から、Broca失語(運動性失語)が考えられます。

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第57回 午後第19問✓ 正解
72歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。座位姿勢と机上での検査結果を図に示す。理学療法として誤っているのはどれか。
  1. 1.視覚探索課題を行う。
  2. 2.後頸部に振動刺激を行う。
  3. 3.車椅子の右側のブレーキレバーを延長する。
  4. 4.対象物が右へ偏倚するプリズム眼鏡をかけて練習する。
  5. 5.車椅子駆動時に進行方向の左側に注意するよう指導する。

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正答:3 車椅子の右側のブレーキレバーを延長する。

左片麻痺で線分二等分が右へ偏り、抹消試験で左側を見落とす所見は、左半側空間無視を示します。

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第57回 午後第39問✓ 正解
視覚の代償を利用する運動療法はどれか。
  1. 1.PNF
  2. 2.緊縛帯法
  3. 3.重り負荷法
  4. 4.Frenkel体操
  5. 5.不安定板を用いた練習

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正答:4 Frenkel体操

Frenkel体操は、視覚で自分の四肢の動きを確認しながら反復して運動を行うことで、深部感覚障害(脊髄癆など)による失調を視覚で代償・再学習する運動療法です。

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第57回 午後第42問✓ 正解
脳卒中片麻痺の理学療法で正しいのはどれか。
  1. 1.装具は機能回復を阻害する。
  2. 2.CPMは下肢の分離運動を促通する。
  3. 3.立位練習は装具が完成してから開始する。
  4. 4.トレッドミル歩行練習で歩行速度が向上する。
  5. 5.歩行練習は座位保持が可能になってから開始する。

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正答:4 トレッドミル歩行練習で歩行速度が向上する。

脳卒中片麻痺に対するトレッドミル歩行練習は、課題特異的な反復練習により歩行速度・持久力の向上に有効であることが示されています。

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第57回 午後第83問✓ 正解
脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。
  1. 1.発汗
  2. 2.頻脈
  3. 3.高血圧
  4. 4.低血糖
  5. 5.四肢の疼痛

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正答:1・3 発汗 / 高血圧

自律神経過反射(自律神経過緊張反射)は、T6以上の脊髄損傷で膀胱充満・便塞などの刺激により交感神経が過剰に興奮して起こります。

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第56回 午前第34問✓ 正解
病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1.延髄背外側 ——— 片麻痺
  2. 2.内包前脚 ———— 感覚障害
  3. 3.前頭葉 ———— 半側空間無視
  4. 4.歯状核 ———— 協調運動障害
  5. 5.視床 ———— 嚥下障害

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正答:4 歯状核 ———— 協調運動障害

歯状核は小脳の出力核であり、その障害は協調運動障害(運動失調・測定異常など)をきたします。

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第56回 午前第38問✓ 正解
椅子からの立ち上がり動作を観察したところ、両上肢で大腿前面を支持し、過度に体幹を前傾した状態から殿部離床し、その後体幹を前傾したまま早期に膝関節の伸展が見られた。最後に体幹を伸展し立ち上がりを終了した。この間、顕著な姿勢の動揺は認めなかった。この動作異常が生じている心身機能・身体構造の問題点として最も考えられるのはどれか。
  1. 1.無動
  2. 2.片麻痺
  3. 3.運動失調
  4. 4.両下肢筋力低下
  5. 5.両股関節伸展可動域制限

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正答:4 両下肢筋力低下

体幹を過度に前傾して殿部離床し、両上肢で大腿を支持、早期に膝伸展、姿勢動揺なし――これは下肢伸展筋力が不足し、重心を前方に移して上肢と体幹前傾で代償する立ち上がりパターンで、両下肢筋力低下を示します。

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第56回 午後第19問✓ 正解
74歳の女性。6か月前に左被殻出血を発症して、軽度の右片麻痺を呈している。くしを歯ブラシのように使おうとしたり、スプーンの柄に食物を乗せようとする行動がみられた。この患者の症状はどれか。
  1. 1.観念失行
  2. 2.構成失行
  3. 3.着衣失行
  4. 4.観念運動失行
  5. 5.肢節運動失行

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正答:1 観念失行

くしを歯ブラシのように使う・スプーンの柄に食物を乗せようとするのは、道具の用途・使用目的そのものが障害された状態で、観念失行に該当します。

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第56回 午後第30問✓ 正解
歩行障害とその原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1.frozen gait ─── 小脳性運動失調
  2. 2.scissors gait ─── パーキンソニズム
  3. 3.steppage gait ─── 総腓骨神経麻痺
  4. 4.waddling gait ─── 下肢帯の筋力低下
  5. 5.wide-based gait ─── 両下肢の痙縮

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正答:3・4 steppage gait ─── 総腓骨神経麻痺 / waddling gait ─── 下肢帯の筋力低下

steppage gait(鶏歩)は総腓骨神経麻痺による下垂足で、足先が垂れるため膝を高く挙げて歩く。

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第56回 午後第33問✓ 正解
脳血管障害の片麻痺について正しいのはどれか。
  1. 1.四肢の遠位部と比べて四肢の近位部の回復が遅れることが多い。
  2. 2.上肢の麻痺と比べて下肢の麻痺の回復が遅れることが多い。
  3. 3.上肢に痙縮があると肘関節が屈曲することが多い。
  4. 4.共同運動が出現した後に連合反応が出現する。
  5. 5.発症直後は筋緊張が高まることが多い。

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正答:3 上肢に痙縮があると肘関節が屈曲することが多い。

脳卒中片麻痺の上肢痙縮では屈筋優位となり、典型的に肩内転・肘屈曲・前腕回内・手指屈曲のパターン(Wernicke-Mann肢位の上肢)を呈する。

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